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2011年4月13日 (水)

私の世界・人との邂逅―怪人仁木哲①

原発事故のことを考えているとき、ふと「仁木哲」を思い出して、ネットで検索してみたら意外なことに有益な情報は以下の2つでした。

○「小松左京自伝 実存をもとめて」(日本経済新聞社出版社)より

「・・・もう一人世話になったのが、旧制高校時代の寮長だった仁木哲?という人で、この人が『放送朝日』という朝日放送のPR雑誌の編集長をしていたので、この雑誌に紀行文明論「エリアを行く」を連載(単行本は『地図の思想』『探検の思想』)。この雑誌は、梅棹忠夫や加藤秀俊も執筆している雑誌で、その関係で彼らと交流ができたそう。」

○加藤秀俊氏のブログの「PR誌の人びと」より

「そういう大阪ジャーナリズムのなかでまことに異色というべきものは月刊誌『放送朝日』であった。これはその誌名がしめすように朝日放送のPR雑誌であって、その編集長は仁木哲さん。この人物は美談、奇談、逸話にはこと欠かぬ人で、わたしは『放送朝日』の発刊(一九五五年六月)とほぼ同時に、仁木さんにひきずりこまれて、この雑誌に寄稿することになった。それもほぼ常連的に執筆、というひきずりこまれようである。」

仁木哲さんとの出会いは、電力関係の広報の仕事で住民アンケートの分析を下請けしたときに広報コンセプトやレポートの作成を手伝ってもらい、一緒に仕事をしたのがきっかけでした。もう30年以上も前の話です。

ギャラは元受のAAPという会社が払っているので私が雇っていたのではないのでが、気むらというか、天才と言うか、原稿をなかなか書いてくれないのですがひとたび気が向くと半日もしないで凄いレポートを作ってしまうのです。

東京を逃げ出して最初はPHPの嘱託で、京都駅前のビルの一室に机があって、アルバイトのつもりで原稿を請け負っていたのではないかと思うのです。

一緒にいて電話が掛かってくるといつも、

「君が出てくれへんか」

というので、出てみるとたいてい東京からの借金の返済の督促でした。

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