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2011年5月24日 (火)

私の世界・忘れられない心に残る歌①―春歌「満鉄小唄」と軍歌「戰友」

「満鉄小唄」は軍歌の「討匪行」の替え歌で、大島渚監督の「日本春歌考」で吉田日出子さんが歌っています。若い頃に聞いたのですが、心に止まってなぜか忘れられません。本当の歌詞は少し違うかも知れませんが以下のようなものです。

一、

あめのしょぽしょぽふるぱんに  雨のショボショボ降る晩に

からすのまとからのぞいてる   烏が窓から覗いている

まてつのきぽたんぱかやろう   満州鉄道の金ボタンの馬鹿野郎

二、

さわるはこちせんみるはたた   触るのは50銭、見るはただ

さんえんこちせんくれたなら   350銭くれるのなら

かしわのなくまでつきあうわ   鶏のなく朝までつきあうわ

三、

あかるのかえるのどうしゅるの  上がるのか、帰るのかどうするの

はやくせいしんちめなしゃい   早く気持ちを決めなさい

ちめたらけたもてあかんなしゃい 決めたら下駄を持って上がりなさい

四、

おきゃくしゃんこのころかみたかい お客さんこの頃紙も高くなっている

ちょうぱのてまえもあるてしょう  帳場の手前もあるでしょう

こちせんしゅうきをはちみなしゃい 50銭、祝儀のお金を弾みなさい

五、

そしたらわたしはたいてねて    そしたら私はあなたを抱いて寝て

ふたちもみっちおまけして     2つも3つもおまけして

かしわのなくまでぼぽしゅるわ   鶏のなく朝までSEXしてあげる

戦友は、1905年(明治38年)に日本で作られた軍歌です。

舞台は日露戦争時の戦闘で、関西の児童たちの家庭から女学生の間で流行り出したのだそうです。陸軍は最終的に将兵がこの歌を歌う事を禁止ししました。

1)此處は御國を何百里

離れて遠き滿洲の

赤い夕陽に照らされて

友は野末の石の下

2)思へば悲し昨日まで

眞つ先驅けて突進し

敵を散々懲らしたる

勇士は此處に眠れるか

3)嗚呼戰の最中に

鄰に居りし我が友の

俄にはたと倒れしを

我は思はず驅け寄りて

4)軍律嚴しき中なれど

是が見捨てゝ置かれうか

「確りせよ」と抱き起し

假繃帶も彈丸の中

5)折から起る吶喊に

友は漸う顏上げて

「御國の爲だ構はずに

後れて呉れな」と目に涙

6)後に心は殘れども

殘しちやならぬ此の體

「それぢや行くよ」と別れたが

永の別れとなつたのか

7)戰濟んで日が暮れて

探しに戻る心では

どうか生きて居て呉れよ

物等言へと願ふたに

8)空しく冷えて魂は

故鄕へ歸つたポケットに

時計許りがコチコチと

動いて居るも情無や

9)思へば去年船出して

御國が見えず爲つた時

玄界灘で手を握り

名を名乘つたが始めにて

10)それより後は一本の

煙草も二人で分けて喫み

着いた手紙も見せ合ふて

身の上話繰り返し

11)肩を抱いては口癖に

どうせ命はないものよ

死んだら骨を頼むぞと

言い交はしたる二人仲

12)思ひもよらず我一人

不思議に命永らへて

赤い夕陽の滿洲に

友の塚穴掘らうとは

13)隈無く晴れた月今宵

心染み染み筆執って

友の最期を細々と

親御へ送る此の手紙

14)筆の運びは拙いが

行燈の陰で親達の

讀まるゝ心思ひ遣り

思はず落とす一雫 (=ウィキペディアより)

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