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2011年6月23日 (木)

私の世界・人との邂逅―前田のマスター③

マスターとの付き合いは、前田のお店に行って飲むのもさることながら、祇園のクラブへも良く行きました。

店の終わりまで同僚の大ちゃんと飲んでいるとかならず、

「薩摩にいかへんか?」

ということになりました。「薩摩」はマスターの知り合いの店です。

当時は独身でしたが、今から思うとあんな祇園のクラブで飲むお金がよくあったなあと不思議な気がします。

「薩摩」はマスターが行こうと誘うことが多いのでたいていマスターの払いだと思うのですが、どんなに安いときでも一人15千円はしたのではないでしょうか。

「薩摩」のママは女傑と言うか、すごい人で面倒見が良いのか人望がありました。知り合って間もない頃に、クラブが終わって何か食べようということになり、先にマスターと大ちゃんと3人で店に行って待っていたら、どたどたと急いで入ってきたのを見てビックリしました。

和服の草履なのに素足で、よく見ると、足袋をはかずふんずけているのです。

「ママそれ何?」と足を指差したら、

「あっ、道理で歩きにくいと思ったわぁ。あははは・・・」

と言い放って平気なのです。

そんなママの店ですが、行くとたいてい沖縄の話になります。歌うカラオケは「芭蕉布」なのです。

話は別に:大ちゃんは京都の出身ですが、沖縄へ行くと必ず「内なんちゅうやろ?」と言われるほど、ある種、沖縄人に瓜二つなのです。那覇の松山をマスターと徘徊すると、かならず、客引きが大和とんちゅうを連れていると誤解されるのですが、そのことを、大ちゃんは嬉しそうに話すのです。

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