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2011年6月 6日 (月)

私の世界・チップという子猫(改)

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夫婦二人になって、猫でも飼いたいなあと思っていると、長男が何処からか子猫を連れて来ました。まだ親離れもすんでいないような小さな猫で、自分が家を出てしまったものですから、「代わり」と思ったのか、勝手にチップと名づけて帰って行きました。

最初、女の子だろうと思っていたので、私のお布団に引っぱり込むのはためらっていたのですが、やんちゃ過ぎるのでだんだん男の子かもしれないと家内と2人で思うようになりました。お布団に入れてやったら、義理で一晩だけ寝ていきましたが、2度とは入って来ませんでした。

部屋へは冒険心からかよく訪ねて来たのですが、一度足を踏んづけて、「ギャー」とものすごい泣き声をして飛んで逃げてから二度と訪ねて来ません。朝起きるとチップは二階のお母さんの部屋から飛んできます。なぜか家内の部屋が気に入って寝ているのですが、朝の食事だけは私の担当なのです。

しばらく飼っていると、チップに大変なことが起こりました。ウンチをしたらひも状の得体の知れないものがくっついて出てきたのです。取れないものだから、例によって「ギャー」と叫びながら、二階のお母さんの部屋に飛び込んで行って助けを求めたのです。当然ウンチの付いたひも状のものですから、部屋がどうなったかは想像にお任せします。ひも状のものをティシュでつまみ出して事なきを得たのです。「腸の一部が出たんやろか」とか、「このあいだ荷作りの紐をしがんで遊んでいたから飲み込んだんちゃうやろか」とか、どうもよく分からないのです。もっとも、私が慌ててしまったのと、気持ち悪いのとで、すぐにトイレで流してしまったのです。洗って、もっとよく調べればよかったのですが、気が付いたときはトイレの中でした。

お腹の虫かもしれないとインターネットで調べたら、当たりでした。そんなに長いのもあるのだそうです。早速、お母さんはチップとチップの検便を持って、獣医のところへ行きました。それで、野生の蛙や蛇を食べないとならないような、尭虫の仲間をお腹に宿していたことが分かったのです。

獣医の診察を受けてチップが雄であることも確定したのですが、「次の診察で尭虫の駆除に強い薬を使うので、麻酔を打たないといけません。ついでに去勢もします。」と当たり前のように宣言するのでした。私は実のところ雄なら去勢はいいかと思っていたのです。チップに聞いたら、「いやです、絶対に去勢をしないで外出を許してください」と言うに決まっています。

「尭虫の駆除だけにしてください」は家内も言い辛かったようで、結局チップは去勢もされて小さいうちから「おかま」になってしまいました。

病院から帰ってきたチップは、メガホンに首を突っ込んだような格好をして迷惑げにしおれていました。去勢の後の傷口をなめようとするので、そのプラスチック製のメガホン様のものを病院から借りてきたのだそうです。強い薬を使われたせいか、その日は慧祐の座布団でまるまって眠ることが多く、たまに起きると何とか舐れないか悶えていました。

翌日は、元気が出て余計にメガホンが邪魔で仕方がありません。メガホンがあると、ちょっと走るとコン、またちょっと走るとコンとおもわぬ障害物に当るのです。一度、メガホンを力ずくで脱いでしまうものですから、ますます首を締め上げて装着され、余計に悶えることになったのです。次の日、メガホンを取ってもらうと、晴々として走り回っていました。

最近、家の外をなんとなく眺めていることが多くなりました。外出する雰囲気を感じると付いて来て、たたきに下りて「ドアを開けて」と、顔を見上げるのです。開けると頭を突っ込んでくるので、「ダメッ」と言って押し戻すと、後ろで恨めしそうに見つめているのでした。

「ごめんねチップ」本当は出してあげたいのだけれど、変な人間の事情で出してあげられなくて。お父さんは入院してしまったので、今は願いを叶えてあげられないのです。がんばって退院出来たら、最初にすることは、お外に君を出して自由にしてあげることと決めているからね。待っていてください。

                        君を大好きな父より

110603

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