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2011年8月 3日 (水)

私の世界・人との邂逅―サインのアルバイトの人々①

30年以上前の話しですが、邦子ちゃんは少年のような女の子で、サインへア

ルバイトに来ていました。少年のよう、と言うのはぺチャぱい(「ごめん・・」)

でスリムで化粧気がなく、妙に電卓の計算が速いのでアホではありません。

見かけによらず酒豪で「飲みに行こう?・・」と言うと何処にでも付いて来ます。女の子の癖に、よっぱらって家に帰れなくなると鴨川の橋の下や公園で野宿するのですが、どういうわけかホームレスなどに襲われることはないのだそうです。

立派なお家があるのに、アパートの一人暮らしで、キャベツとジャガイモが安くて日持ちがするので、それを食べて生きているのです。たまに奢って貰えることがあるので、栄養は足りているそうです。

河原町のバルビルの裏当りに「開化」というスナックがあって、良くのみに行きました。夜遅くまで計算の仕事を手伝ってもらって、終わったので「開化」に行くことにしたのですが、農業計画班は、まだ終わりでなかったので居残りです。私と邦子ちゃん他四人が行きました。

 お酒に飢えていたのか、開化ではみんなものすごいスピードで飲んだので角のボトルを二本開けたところでなんとなく意識が遠のきました。

気が付くと女の子二人が今夜の宿泊先を相談しているのです。

「こんな酔っ払い連れてホテルいっても受け入れてくれるやろか?・・」

「連れ込みホテル言うし、良いのとちゃうの?・・」

「これはちゃんとしなければ!?・・」

と思い起きようとしたのですが、よけいにまた記憶がなくなりました。

結局タクシーでサインの事務所に連れていかれて、サインの事務所でどんなことが起きたのか、目が覚めると自宅の自分の布団に寝ていました。

よく見ると、隣から長い髪の毛が出ていて、ビックリして掛布団を持ち上げると邦子ちゃんでした。もっと驚いたのは、その隣に男がもう一人寝ているので、よく見ると川口さんの仕事を手伝っていたT君です。

その事があってまもなくT君の就職が決まって、邦子ちゃんと結婚すると言うのです。

「酔っ払って寝ている横で何をしていたのか?・・」

が問題なのです。

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