私の世界・息子との会話―「人間は外見」

「人間は中身とチャウ、外見やで？」とあるとき長男が言いました。私が服装についてそんなに気にしない「性質」なので言ったと思えるのですが、かなりショックでした。内心「そんな子に育てた覚えはないのに？」と。

以前、缶ビールをビニール袋に詰め込んで自転車の籠に積んでウインク（牝犬）の散歩に出ようとすると、

「おっとん、空き缶集めと間違われたら困るしやめてくれへんか？・・」

と言われました。

私はむしろ「ホームレスみたい？・・」は勲章と思っているところがあって、安全圏？に居る（本当はそうではないのですが）自分のゆとりを楽しんでいる面がありました。

私の親父が意外と服装にはうるさくて、ぺーぺーの労働者の癖に（親父ゴメンね！）英国製の生地で背広を仕立てるようなところがあって、反面教師なのか私は服装に凝らなくなってしまったのです。

長男はおじちゃんの血を引いたのか、何でもブランドと言う所があります。

この間何かのときにその話しが出て、

「本気で言ったと思うか？・・」

と言われました。何か胸をなでおろす気分です。

話しは別に：次男はお兄ちゃんと違って全くブランドに興味を持ちません。靴を買うときお母さんがナイキの少し高い格好の良いものを進めているのに、何故かノンブランドの安い靴を探してきて「これが気にいった！」と言うのです。

ブランドを身に付けるのが恥ずかしいのか、ものに対する価値観が兄弟でも全く違うのです。