私の世界・息子との会話―KY?の次男
長男と比較すると次男はいわゆる晩生(おくて)というか、周りの空気が読めない独立独歩のところがあります。幼稚園児のころは「職人さん?」と言われ、毎日好きな作業を黙々としていたようです。モンテッソリー教育なので好きなことをしていても咎める先生はいませんでした。
小学校に行くようになると学校の先生から多動性障害の傾向、「自分の世界を持っていて、言うことを聞いていない」と言われるほどで、友達と遊んでいても子供は途中で遊びのルールを変えるものですが彼はそれに気が付かないのです。それで、よく友達に怒られることがあるようでした。
ただ家に良く遊びに来る無口な友達A君がいたのですが、担任の先生が「A君が友達でよく遊びに来る!」ことを家内から聞くと、驚きの余り絶句したのだそうです。
「お家に行ってA君はちゃんとお話しているんですか?・・」
「ええ、普通にお話して遊んでいますよ、なにか変ですか?」
A君は私にもあいさつする普通の子でしたが、教室で先生には一言も喋ったことが無い問題児だったのです。
そういえば家に来る次男の友達はA君はまだ「まとも」でB君は「特殊学級に入った方が良いのでは?」と思える子だし、C君も素行がかなり悪い問題児です。家内とも「なんでだろう?・・」と言う困った顔をするだけで分かるほどで、感心するのです。
根本的なところで彼は優しいというか感性が自由(「差別しない」)なのかもしれません。
次男自身が普通に疑問を持たないで付き合っているのに親が「どうこう」言うこともないと見て見ぬ振りをしていました。
中学生になっても周りの空気が読めない傾向は変わらずです。柔道部に入って、試合場の後片付けを最後までしてしまって、着替えが遅くなることがよくありました。みんなは適当に途中で止めて、着替えに行くのですが何故か同一歩調が取れないのです。
そのことを柔道部の顧問の先生に言うと、ぜんぜん問題にしないで、
「この頃の子はどうも群れたがるようです。群れない彼は、個性的で良い事じゃないですか?・・」
と言われたのには驚きました。
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