私の世界・息子との会話―「なんで選んだん？」

長男と家内が居間で何か行き違いがあったのか口論した後、長男がやってきて言いました、

「おっとんはおかんの何処がよくて結婚したん？・・あんなおばはん、口は悪いし憎たらしいブスやし、なんで選んだん？・・」

余りにも唐突に言われて、

「そらお母さんも若いときは美人で素敵やったんちゃうの！・・口は悪くて言いたい事、言う方やったけど・・」

「何故結婚した？なんで選んだ？」に本当にちゃんと答えるのは大変難しいことです。

簡単に言えば「愛していたから」ということになりますが言葉にすると妙に軽くて違う気がします。世間ではよく言われる「紅い糸に結ばれていた！運命だった？」というのは主体性がないように感じます。

人が人を選ぶのは単なる「好き嫌い」や「気が合う」だけではなくて、「魂」の選択だと思うような人を選ぶことが大切だと思うのです。

困ったことに、その『魂』が何か？いまだに分からないのです。