私の世界・妻との会話

『ソクラテス自身はかなりの恐妻家で、妻のクサンティッペに「何が哲学だ!?屁理屈ばかり重ねずに仕事をしろ」と言われるなど頭が上がらなかった。そんな中、ソクラテスは結婚について悩んでいる人間に向かい、「結婚してもしなくても、どのみち君は後悔することになる」「だが、良妻を持てば幸福になれるし、悪妻を持てば哲学者になれる」といった。』（＝ウィキペディア）

私は哲学者ではありませんからきっと幸福なのでしょう？

比較的遅く結婚したので26年目を迎えますが夫婦を少しでも長くやるといろいろ面白いことに気が付くものだとつくづく思うのです。

男女二人の生活形態は夫婦によって様々なようで結婚当初に周辺の友達にいろいろ取材して見ると、人によってものすごく違うということが分かりました。

友人の奥さんとスキーにいって私たち家族が友人の別荘の2階、友人の奥さんが1階に寝ると言う状況があったときの話です。

朝遅く起きたので子供たちと家内は先にスキーに出かけたのです。食事をしていると友人の奥さんが起きてきてしみじみと感心したように言うのです。

「あなたの奥さんはいいね！何でもいえるから？・・」

「えっ、どうしてなの？・・」

「夜中に、あなたのいびきに『うるさい！・・』と怒っている奥さんの声をきいてしまったの・・」

「そんなん、何処の夫婦でも同じとちゃうの？・・」

「私、主人に『うるさい！・・』なんて言ったことがないし、とても言えない・・口げんかなんかしたことがないし、何か機嫌が悪くて気まずいことがあって伝えたいことがあると主人はワープロで文章を打ってくるくらいなのよ・・」

「ふうーん、そうなの？・・」

口が悪くなんでも言ってしまうのも問題ですが、夫婦なのに文章で連絡するのも変だと思うので答えようがありませんでした。

その「主人」と言うのは尊敬する先輩だったからよけいでした。