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2011年12月31日 (土)

私の世界・子供のころ31―独楽を回して鬼ごっこ

お正月が来ると凧揚げや独楽回しをして遊びますが、近所の遊び仲間は「独楽を回しながら鬼ごっこ」をしました。独楽を手のひらの上で回して、“回っている間だけ動ける”というルールで鬼ごっこをするのです。

つまり、上手に手の上に載せて独楽を回すことが出来ないと遊びに参加できないのです。まだ小さいので地面の上で独楽を回すのがやっとのとき、皆が遊んでいるのを見ているだけでした。

考えた末、「大きなブリキの金盥を用意してそこへ独楽を投げ入れる!」ことを思いつきました。上手く中に投げ入れるとブリキなので回っている時間は手のひらで回すより長いのです。それでやっと参加させてもらうのですが、モタモタ地面にフタを置いて独楽を投げ入れ、大きな金盥を持っている小さな子を鬼は馬鹿らしくて相手にしません。それでも、なんとなく一緒に遊んでもらっている雰囲気は味わえるのです。

 面白いことに、僕が大きなブリキの金盥を発明したのがきっかけで、皆も長く回ることに目をつけ、手のひらの変わりに小さなビンのフタなどを持つようになりました。航続距離が伸びて余計スリリングな鬼ごっこになったのです。

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