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2012年1月 9日 (月)

私の世界・人との出会い―堀部君は強くて格好良かった①

堀部君を最初に見た衝撃は今でも忘れられません。柔道の1年の新人戦のとき個人戦に出るために先輩について行って団体戦を見たときのことです。

「えっ、まさかあの子とやるの?・・」

彼は3年生に混じってレギュラーで団体戦を戦っていたのです。

それも使う業が華麗と言うか、上級生を相手に中学1年にはとても出来そうにない、「膝車」や「大外落とし」で1本を取っていました。その技は強い3年生でも簡単に投げられそうな凄いものです。

西先生は試合の少し前から「堀部という強い子が相手だから、寝技でやっつけろ、決してひるんで負けてはいけない!」、「寝技なら、お前が絶対勝つ!」と言っていたのです。

中学に入って柔道部員になると、肥満児の僕に先生は目をつけたのか、朝練も午後の練習も最初に私を呼んで15分~30分寝技をする毎日でした。始めの内は初老にしては重くてものすごく力のある先生に、身動き一つ出来なくて気絶しそうになるのに「動け」、「頑張って起きろ!」と言うのです。

不思議なことに2ヶ月ほど寝技ばかりしていると、少しづつ動けるようになりました。3ヶ月近くになると先生がどんなに押さえ込んでも逃げるようになります。そして、僕の方が先生を寝技で攻めるようになると呼ばれなくなりました。いわゆる寝技を「卒業」したのです。

先生はその頃になると先輩たちと試合をさせるのです。寝技しか知らないのですが練習は立ち技もして、体の使い方が寝技と同じなのか、「力が強くなっていて」上級生にも簡単に投げられなくなっていました。

そして、「堀部に負けるな」と聞かされたのです。

僕が困ったのは、物語に出てくる柔術の悪役が絞め技や関節技などの寝技を使い、正義の味方はかっこいい投げ技を使います。堀部君が正義の味方で僕が「悪役のデブッちょ」で、勝てるわけが無いのです。

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