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2012年1月14日 (土)

私の世界・息子との会話―「かたち」と「こころ」

息子の友人が家に遊びに来たとき、不釣合いとも思える高価なお土産を持ってきました。

息子は何も気にしないで、

「これも貰っといて!・・」

と差し出すのですが、家内はかなり困惑したようです。お返しの「何か」が思いつかないのです。取り合えずと、お家にあった貰いものを何処からか探し出してきます。

「これ大したものじゃないのだけれど、お友達に渡して?・・」

と息子に渡そうとします。

「ええよぉ!気を使わんでも、また後で何かしておくから?・・」

「そんなこと云うなら貰わへんよ!返してチョダイ!・・」

「もぉー・・何でそうなるの?・・」

二人は廊下で押し問答です。

息子に後で話しました。

私:「受け取っといて、友達に渡さへんかったらいいやん?・・」

息子:「そやけど、おかんが友達に聞くかも知れんやんか?」

息子:「あんなしょうもないもの、友達によう渡さんねん・・そんなことおかんに言えへんやろ?俺ほんま困るわ・・」

私:「友達には『土産のお返しにしょうもないもの渡せと言われたけど、もっといいものあげたいし、お袋に土産のこと聞かれたら適当に礼を言って返事しといて。』と言うたらいいやん?・・」

家内は京生まれの京育ちで「かたち」を大切にするようです。息子は「かたち」は「こころで!」と思っている伏しがありますが、「こころ」は「かたち」にしないと見えないのです。

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