私の世界・本職の仕事の話－売れない「そろばんセンシング・システム」

そろばんの珠の動きが分かったらコンピュータと連携して運珠をモニター出来、誤算発見でそろばんの指導に生かせるのではと「そろばんセンシング・システム」を開発しました。特許も申請しています。

珠の動きは静電容量や光センサーを試して現在のものになりました。試作品はＩＣのハードに強い大ちゃんが苦心惨憺してセンサー・ボードを作ったのです。京都ＳＲさんに製品を頼んで自分で言うのも何ですが確かなものが出来たのです。

ただ、どう言うわけか1台売れただけで売れなくて困っているのです。

自動運珠ルーチンは大ちゃんが困っていたので私が開発したものです。問題に対応した必要な運珠を生成するものです。かなり難しい問題で手こずりましたが完成しています。

Ｎさんは大切な退職金をはたいて開発費用を出し、アバ・システムを立ち上げて営業をしているのです。そろばんの先生に評判は悪くないのに塾への「導入」となると二の足を踏むようです。

「そろばんみたいな時代遅れの道具を教える塾でこの不景気に、誰が投資するの？」と友人たちは言います。

でも、コノコンピュータ万能の時代だからこそ「そろばん教育」が見直されると思うのですが？昨日テレビを見ていたらそろばんは、年間70万丁も作られているそうです。 

アバ・システム