騙されてはいけない202―今起こっている福島原発事故・2号機圧力容器底部温度監視温度計の温度上昇率が大きい？

東電の4月16日に公表した記者会見配布資料からです。

「圧力容器底部温度監視温度計（底部ヘッド上部135°）の温度上昇率が大きい（瞬時に6.1℃上昇）ことを確認。」としていますが、東電は計測器の故障が原因としていますが、「保安規定に定める監視対象計器から除外し、当該計器の指示値については参考用に使用する」ようなので、グラフを載せておきます。

＜東電の報告＞

【２号機】

・4/14 21:00 頃 原子炉圧力容器底部温度監視温度計（底部ヘッド上部135°）の温度上昇率が大きい（瞬時に6.1℃上昇）ことを確認。22:36 から22:57 の間に当該計器の直流抵抗測定を行い、当該計器の信頼性評価を実施。その結果、直流抵抗測定値が増加しており、当該計器が異常であると判断したため、4/15 0:20、当該計器を保安規定に定める監視対象計器から除外し、当該計器の指示値については参考用に使用することとした。なお、他の温度計の指示値は上昇しておらず、モニタリングポスト指示値および格納容器ガス管理システム指示値に大きな変動はない。今後、原子炉圧力容器底温度については他の計器により引き続き監視する。