私の世界・話のネタ―ゲームの才能は訓練より「天性」
ネットのWIRED(ワイアード)のニュースからです。
「脳の新線条体(背側線条体)の核と尾状核、腹側線条体にある側坐核の3つの部位が大きい人ほど、ゲームを短時間で習得し好成績を収める!」というもので、もともとゲーム脳としてその部分が大きい人の授かった才能なのです。
息子たちは、二十歳を過ぎて普通に大人なのに!仕事に疲れているはずなのに夜遅くまで「ゲーム」をしています。ゲームが上手くなさそうなのは、聞こえて来る「舌打ち」や「ため息」、「近所迷惑の叫び声」で推測出来ます。
「ゲームの才能は訓練より『天性』や、何んぼやっても無駄!・・」
と言ってやろうかなあ?
「別に、ほっといて!・・」
と言うやろけど!?
『ゲームの才能は訓練より「天性」:研究結果
脳の側坐核など3つの部位が大きい人ほど、ゲームを短時間で習得し好成績を収める、という研究結果が発表された。
これまでの研究から、優れたゲームプレイヤーは、初心者と比べて認知能力に優れていることがわかっている。さらに、初心者がゲームプレイの訓練を20時間以上受けたとしても、その認知能力は成長しないこともわかっている。これらのことから引き出される仮説は、ゲームの技術は訓練できるものではなく、熟練者とそうでない者の間には生まれつきの差があるのではないかということだ。
最近の研究で、ヒトの脳の中にある3つの部位の大きさと、ビデオゲームを習得してプレイする能力とには相関関係があることが分かった。
『Cerebral Cortex』誌に掲載され、同誌のウェブサイトで全文が公開されている神経学の論文によると、この論文の著者たちは、動物実験をきっかけに、脳の奥深くにある3つの構造――尾状核と、新線条体(背側線条体)の核と、腹側線条体にある側坐核――に注目するようになった。
これまでの研究で、線条体は習慣の形成とスキルの習得に使われることが明らかになっているので、ビデオゲームのスキルに関係するというのも納得できる。
研究チームは被験者として、過去2年間に週3時間未満しかゲームをしていない健康な成人39人(男性10人、女性29人)を集めた。そして、磁気共鳴画像(MRI)装置を使って被験者らの脳を検査し、問題の3つの部位の大きさを、脳全体の大きさと比較した。
被験者の半数には、できるだけ高得点を狙うという単純なタスクが与えられ、残る半数には、さまざまな分野のスキルの向上につながるような一連のタスクが与えられた。どちらのグループでも、側坐核が大きい被験者ほど、ゲームを早い段階で習得し、好成績を収めることが分かった。尾状核と新線条体の核が大きい被験者は、「優先度変更トレーニング」で好成績を収めた。このトレーニングでは、時間帯によって異なるタスクに集中せねばならない。
どちらの結果も納得のいくものだ、と、論文の主執筆者であるKirk Erickson氏は語る。側坐核は脳の報酬中枢に結びついており、被験者が早い段階で成功した後のモチベーションの維持に役立つと考えられる。
「[新線条体の]核と尾状[核]とは、学習処理や新しいスキルの習得に関係するとされてきた。20時間[のトレーニング期間]を通じた習得がどの程度になるかは、これらの核[の大きさ]によって予測することができる。(これらの部位が大きい被験者ほど)、トレーニング期間中に、より速く、より多くのことを習得していた」と、Erikson氏は言う。』
新線条体(neostriatum)(=ウィキペディア)
背側線条体とも呼ばれ、被殻(putamen)と尾状核(caudate nucleus)から構成されている。単に線条体と言った場合に、この新線条体のことを指す場合が多い。これとは別に新線条体(被殻と尾状核)は、ストリオソーム(striosome)とマトリックス(matrix)の二領域に分けられ、マトリックスの中にモザイク状のストリオソームが埋め込まれるという特殊な細胞構築を示す。両者は、辺縁皮質と、大脳新皮質からそれぞれ興奮性入力を受けることが知られている。
尾状核(Caudate nucleus)
多くの動物の脳の大脳基底核に位置する神経核である。尾状核は元々、自発運動のコントロールに主に関わっていると考えられていたが、現在では、脳の学習と記憶システムの重要な部分を占めていると考えられている。
側坐核(Nucleus accumbens)
前脳に存在する神経細胞の集団である。報酬、快感、嗜癖、恐怖などに重要な役割を果たすと考えられている。
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