私の世界・面白い話のネタ―動物界のベストファーザー
ネットのナショナルジオグラフィック・ニュースからです。
「子育てのほとんどを父親が担う」というほど、胸を張って言えませんが、かなり子育ては協力したつもりですが、このあいだ長男に「おっとんは、小さい頃から、かまってくれなかった!」と言われました。
そういえば、競馬場に連れて行っても公園では兄弟二人で遊ばして、馬券に夢中になって子供のことを上の空になることがありました。心が子供に向いていないのを知られていたのです。「機関車や子馬に乗れるよ?」と競馬に行くのを誘っても、余り行きたがりませんでした。
ただ、友人と家族旅行したときに、小さい次男(3才くらい)を肩車で行動していました。友人の小学生の息子さんが「お父さん、僕にあんなことしてくれた?記憶がないのやけど?・・」と言われて困った話を後から聞かされました。
良いお父さんといっても、「ベストファーザーの動物」のように全面的でなければならないのです。子供は驚くほど、してもらったことに正直に育つようです。
タガメは子供の頃からどうも好きになれないので、載せるのを止めようか悩みました。フェアーではないので特別の配慮です。
アメリカタガメのお父さん
獰猛な捕食行動で知られるが、オスの子育ては献身的だ(カリフォルニアで撮影)。約150個の卵を背負い、子どもたちが孵化するまで守り続ける。オスは、まず片側の脚で物につかまり、腹で水面を一定のリズムで叩いて波を立てる。この求愛行動に誘われたメスは交尾し、オスの背中に卵を産み付ける。「これからが“非常に有能な父親”の出番だ」と話すのはカナダ、ウィニペグ大学の生物学者で『A Natural History of Families(家族の自然史)』の著書があるスコット・フォーブス氏。3週間ずっと脇目もふらずに守り通し、例えばカビの発生を防ぐため定期的に空気に触れさせたりするという。
ヨザルのお父さん
6月17日、多くの父親が「父の日」を祝ってもらったようだ。しかし、献身的な男性が活躍しているのは人間界だけではない。例えば、南アメリカに生息するヨザルは、子育てのほとんどを父親が担う。上の写真でも、動物園で生まれた赤ちゃんを父親が背負っている(2009年撮影)。アメリカにあるペンシルバニア大学の生物人類学者エドゥアルド・フェルナンデス・ドゥケ(Eduardo Fernandez-Duque)氏は、「ヨザルは決まったパートナーと生涯を過ごす。赤ちゃんを運び、毛づくろいするのは父親で、母親は授乳を担当する」と話す。イギリス、レディング大学の進化生物学者マーク・ペイゲル(Mark Pagel)氏は、「この強力な一夫一婦の絆は、モノガミーと呼ぶ。十分な食糧確保や子供の保護のために両親が必要な場合など、特定の生態学的条件の下で発達する場合がほとんどだ」と話す。「つまり、“ベストファーザー”は生態学的な必要性から生まれるのだ」。
クリムネサケイのお父さん
南アフリカのカラハリ砂漠で、孵化したばかりのヒナを世話するクリムネサケイのオス(撮影日不明)。砂漠に生息する鳥類の生態生理学に関する書籍『Ecophysiology of Desert Birds』によると、オスは一風変わった方法でヒナに水を与えるという。水場を見つけたオスは、腹部を浸して羽毛に水を含ませる。巣に帰るとヒナを呼び、濡れた羽毛を広げて水を飲ませる。効率よく蓄えられた量は最大約40ミリリットルにもなり、ヒナたちが10分間ほど飲み続けられるという。
アメリカレアのお父さん
南米アルゼンチンの草原を歩くアメリカレアの父子。ほとんどの鳥類はメスが子育ての役割を押しつけられるが、アメリカレアには当てはまらない。メスは繁殖期の間、複数のオスとつがう。オスは巣を1つ作り、複数のメスがそこに卵を産んでいく。最大50個の卵を6週間温め、孵化したヒナの面倒を見るのはオスの役目だ。ヒナを守るために攻撃的になるオスは、近づいてくる動物がいれば、たとえメスでも攻撃する場合があるという。カナダにあるウィニペグ大学の生物学者スコット・フォーブス氏は次のように話す。「巨大な卵を産むだけで、メスは多大なエネルギーと労力を費やしている。オスが子育ての責務を負うのは当然といえるだろう」。
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