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2012年7月13日 (金)

私の世界・「“禁止犬種“に指定の飼い犬を市が殺処分」

ネットのCNNニュースからです。

「何、それは?」と愕然としてしまうニュースです。日本にも動物を虐待している業者や飼い主がいて、かつ見えないところで「殺処分」しているので、大きなことは言えないのですが、「飼い主がいるのに、殺処分はない!」と思ってしまうのです。

「ピットブルテリア」をウィキペディアで見て、ますますむかつきました。人間の都合で作った闘犬なのです。

以前に書いた「マスティフ」というアメリカの軍用犬の話を思い出しました。

『「メキシコ・マスティス」や「キューバ・マスティス」と呼ばれるマスティスとブラッドハウンドの雑種を、コルテスはメキシコ征服に使用している。また、「キューバ・マスティス」というのは、キューバで逃亡した黒人奴隷追跡用に使われた。』

マスティフ

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レノックス

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ピットブルテリア

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『「禁止犬種」に指定の飼い犬、市が取り上げ殺処分 各国愛犬家から批判

2012.07.12 Thu posted at: 14:53 JST

「禁止犬種」に指定の犬と判断されて殺処分された飼い犬の「レノックス」

北アイルランド・ベルファスト(CNN)北アイルランドの中心都市ベルファストの市議会は11日、各国の愛犬家から寄せられた助命嘆願を振り切る形で、禁止規定に違反して飼育されていた飼い犬を殺処分したと発表した。処分されたのは、「危険な違法犬種ピットブルテリアの一種」と市議会が判断した7歳の「レノックス」。飼い主のキャロライン・バーンズさんによると、家族に可愛がられ、躾も行き届いていたという。しかし北アイルランドではピットブルテリアの飼育が禁止されており、市議会に見とがめられて2年前に野犬捕獲員に連れて行かれた。これに対して各国の愛犬家から批判が巻き起こり、「レノックスを助けて」と訴えたバーンズさんの呼びかけに応えて有名人や政治家などを含む20万人がインターネットの助命嘆願に署名。動物愛護団体の活動は海を越えて広がり、米ニューヨークの英国領事館とアイルランド領事館前でも助命嘆願集会が開かれた。裁判にも持ち込まれたが、北アイルランドの最高裁は6月、レノックスの殺処分を命じた下級審の判断を支持。これを受けて市議会が処分実行に踏み切った。市議会ではピットブルテリアについて「極めて予測不可能で危険な犬」だとする専門家の意見を添え、公衆の安全を優先する必要があったと強調している。北アイルランドのロビンソン第1首相は短文投稿サイトのツイッターに「愛犬家としてこのような結末は非常に残念だ」「引越しさせる選択肢を検討すべきだった。代替措置があるのになぜ命令を実行したのか」と書き込んだ。バーンズさんは「市のやり方には強い憤りを感じる。レノックスにお別れを言うことさえできなかった」と肩を落としている。北アイルランドの中心都市ベルファストの市議会は11日、各国の愛犬家から寄せられた助命嘆願を振り切る形で、禁止規定に違反して飼育されていた飼い犬を殺処分したと発表した』

アメリカン・ピット・ブル・テリア(American Pit Bull Terrier

通称「ピットブル」。 原産国であるアメリカ合州国では、闘犬やペットとして飼育されている。 ダイアン・ジェサップ著作、仲村明子訳「ダミアン物語 神様を信じた犬」(徳間書店)のモデルとなった犬としても有名である。

歴史:この犬種が作出されたのは187080年代のころである。強くてたくましい闘犬とすることを目的にスタッフォードシャー・ブル・テリアや初期型のブルドッグなどを厳選して交配して作出された。 1900年代には公の場での闘犬が禁止され、幾つかの犬種は絶滅の道を歩んだが、ピットブルは強さと人気ゆえに闇賭博としての闘犬に使用されるようになった。 現在では公・裏での闘犬はどちらも厳しく禁止・制限されているため、ほとんどがペットとして飼われるようになった。 そのためかペット用のピットブルの性格はかなり獰猛な面が改善された。日本には闘犬として持ち込まれた。当時、日本闘犬界では土佐犬が主であり、米国から来たピットブルはならずもの扱いを受ける。しかしその闘争本能は卓越しており、大きな土佐犬を小さく細いピットブルが倒すという、劇的な試合を繰り返すことから、"PITBULL"という名は世に知られるようになった。

特徴:闘犬として育種されてきた犬種であるため、筋肉質で力が強く、身体能力は高い。 必要運動量は膨大で、毎日2時間以上の運動を12回必要とする。強い闘争心に目を付けた一部の人達により番犬や護衛犬として利用された結果、人に牙を剥く獰猛な犬種として、世界の多くの国で危険視されることとなり、現在一部の国では飼育が規制されている(下記詳述)。 闘犬の一種であるため、犬の飼育初心者や興味本位で飼育するのは困難である。しかし、本来は我慢強く、素直で、人間には深い愛情を示す忠誠心と服従心が強い性格であり、また非常に賢い犬でもある為、早期の社会化と服従訓練をすれば犬からリーダーとしての信頼を得られるといわれている。 なお、現在ピットブルはショー・タイプ/闘犬タイプ/ブリー・タイプの3タイプに細分化されつつある。

アメリカン・ピット・ブル・テリアによる咬傷事故:土佐闘犬同様、飼主がきちんと管理できていないことにより、子供や高齢者がアメリカン・ピット・ブル・テリアに襲われて死亡したり重傷を負うといった事故が度々発生しており、社会問題となっている。

危険品種としての扱い:一部の国では闇で闘犬として使われていたり、人を襲うガード・ドッグとして飼育されている。獰猛で危険な面から厳重な管理&監視を求められている。持ち込み・飼育を禁止にしている所さえある。現にイギリス、ドイツ他では飼育が禁止されており、それ以前から“ペットとして”飼育されているものに関しては去勢・避妊手術を施してマイクロチップを皮下に埋め込み、登録をすることが義務付けられていた。(=ウィキペディア)

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コメント

レノックスはピットブルではありません。アメリカンブルドッグとラブラドールの雑種です。全くピットの血は入っていませんでした。ただ極めてピットブルに似ていた為に「ピットブル」と判断されてしまいました。
こう言う事は起こりえます。ボクサー×ラブラドールの交雑からもピットブルにそっくりな犬が産まれる事がありますし、アイリッシュブルテリアもピットブルに似ています。
カナダでも、ピットブルとされた犬が行政によって家族から引き離されて危うく処分される所を、飼い主が訴訟を起こし、三年かけて出された判決が「ピットブルでは無い」という物で無事に家族の元に帰れた、という話があります(カナダのある地域では、単にピットブルに似ているというだけで今までに300頭以上もの犬が家族から引き離され処分されたそうです)
日本でのニュースは犬種について見事に抜けています。是非原語での確認をお願いします。

投稿: 昇 | 2012年7月15日 (日) 02時20分

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