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2012年7月17日 (火)

私の世界・知らない世界―「エコロジカル・フットプリント」って?

ネットのナショナルジオグラフィック・ニュースからです。

ジオグラフィックの調査で、アメリカの人は「環境に及ぼす影響に罪悪感を抱く割合が最も低い」というものです。個人的には、「環境だけちゃうやん!・・」と思ってしまいます。

記事の中の「エコロジカル・フットプリント」という言葉を、恥ずかしながら知りませんでした。環境容量という概念は、40年近く前に榎並さんの都市問題のテーマで鹿児島市をモデルに報告書を作ったはずだし、流域総合計画の研究会で末石先生の話を何度も聞いたはずなのですが。

アメリカを始め西欧先進国、開発が進んだ国ほど当然ながら、「人間活動が地球環境を踏みつけにした足跡」は深く大きくなります。安心は出来ませんが、図で見ると日本はまだ「まし?」な方です。

人間開発指数(HDI)による国家順位とエコロジカル・フットプリント(EF)の相関図

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横軸はHDIによる国別の順位(右側ほど上位)。縦軸がEF(ヘクタール/人)。2ヘクタール付近にあるピンク色の横線は生物生産力の世界平均(1.8ha/)。データは『生きている地球レポート2006』から。(=ウィキペディア)

『環境への罪悪感、最下位はアメリカ(July 13, 2012

アメリカの消費者は、環境と調和する持続可能な行動が他国に遅れを取っている。しかも、自らが環境に及ぼす影響に罪悪感を抱く割合が最も低い。ナショナルジオグラフィックの新たな調査で判明した。ナショナル ジオグラフィック協会と国際世論調査機関グローブスキャンが発表した、2012年度の「グリーンデックス(Greendex)」調査レポートによると、個人の行動が環境保護につながると信じる割合が最も高い国もアメリカという。グローブスキャンのサステナビリティ担当者エリック・ワン(Eric Whan)氏は、「消費文化にどっぷり浸かっているアメリカは、環境問題でもなんでもカネで解決できるという考え方が染みついている。しかし、大量消費が環境に負荷をかけている実態を人々は認識する必要がある」と指摘する。グリーンデックスは、ナショナルジオグラフィック協会とグローブスキャンが2008年から3年続けて実施している調査で、今回が4度目。インターネットを利用し、世界17カ国の消費者17000人に「住宅」、「交通」、「食品」、「消費財」について質問し、環境に対する姿勢と行動を評価している。2012年度も、環境と調和した持続的な消費行動の項目でアメリカが最下位となり、2008年からの連続記録を伸ばした。さらに、環境にもたらす影響に罪悪感を抱く消費者の割合も、わずか21%と最低クラスだった。その一方、自分たちが環境保護に熱心だと信じる割合は47%に上り、世界で最も高い。インド、中国、ブラジルは、グリーンデックス得点が50点代後半と軒並み高かった。しかし、環境への影響に対する罪悪感が高く、個人の力が環境保護に役立つと信じる割合は低かった。

◆環境に対する罪悪感

「エネルギー消費などを土地面積に換算した“エコロジカル・フットプリント”の最も小さい国々ほど、環境に対する罪悪感が高く、自ら無力だと感じやすいことがわかった」とワン氏は総括する。「中国、インド、ブラジルなどは、消費者としてのフットプリントは比較的小さいにも関わらず、環境への意識が高く、自らの問題としてとらえているようだ。これらの国では環境問題が国民の健康に影響するという意識が普及してきている。水汚染や大気汚染などに関心を深め、地球温暖化についても配慮している」。

◆交通に対する意識

アメリカは交通部門でも最下位だった。同乗者なしで自動車やトラックを定期的に運転する割合は56%と最も高く、公共交通機関を利用する率は7%で最低である。また、自転車や徒歩を利用するアメリカ人も一番少なく、逆に最も多い国は中国だった。「中国の自動車普及率の低さは無視できない。今後の上昇に伴って割合は下がる可能性がある」とワン氏は注意を促す。

◆環境に配慮した食事

また食品部門では、週1回以上、牛肉を食べる人がほとんどの国で半数を上回った。牛肉は最も環境負荷が大きい食料である。割合が最も高かった国はアルゼンチン(85%)で、インドはわずか17%と最低だった。興味深い結果として、ドイツはボトル入りミネラルウォーターを消費する割合が最も高く、3分の2の人が毎日使っているという。また、魚や海産物の最大消費国はいまやスペインで、日本は減少傾向にある。「2011年の福島原発事故の影響もあるようだ」とワン氏は推測する。ワン氏は最後に次のように述べた。「グリーンデックス調査で、個人の消費パターンや環境への影響について意識の向上を期待している。まずは認識することが重要だ。消費者としての行動選択だけでなく、量そのものにも目を向けていってほしい」。

エコロジカル・フットプリントecological footprint:EF

地球の環境容量をあらわしている指標で、人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値である。通常は、生活を維持するのに必要な一人当たりの陸地および水域の面積として示される。EFの元になる概念は、1990年代初期にカナダのブリティッシュコロンビア大学のウィリアム・リースとマティス・ワケナゲルにより、「収奪された環境収容力(Appropriated Carrying Capacity, ACC)」として提唱された。この用語が難解であったため、「人間活動が地球環境を踏みつけにした足跡」という比喩に基づき、「エコロジカル・フットプリント(EF)」と言う用語に変更された。文献にこの用語が用いられたのは、1992年のリースの論文が初出である。リースがEFに与えた定義は、「ある特定の地域の経済活動、またはある特定の物質水準の生活を営む人々の消費活動を永続的に支えるために必要とされる生産可能な土地および水域面積の合計」である。EFは、生物学的な生産力と比較することによって、持続可能な利用ができているかあるいは需要過剰(オーバーシュート)となっているかを明らかにする指標として使われている。(=ウィキペディア)

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