私の世界・面白い話のネタ―「海の健康度指標、日本は11位」と「人の健康は5位」
ネットのナショナルジオグラフィック・ニュースからです。
日本の海も砂漠化という現象が進行していて、見た目よりも海は病んでいると聞きます。ジャービス島はアメリカ領といっても太平洋のど真中にある無人島で埒外、考慮の対象外と思うものです。シエラレオネの一部を一応紹介しますが、「見なければ良かった!」と思うほど無残なものです。
日本は周りを海に囲まれて、時々台風が着たり地震があったりします。降水量が十分(最近少し十分過ぎですが・・)で、海流もあって洗い流してくれる恵まれた自然環境と環境容量の高いメリットがあります。海は容量が大きく、大陸のように過酷な環境を作らないのです。人との関係性を含んだ評価で11位は、まだ低いと思います。
「口直し?」にと、好きな与論を載せておきます。日本の海の全てがこんなになればと願います。
話しは別に:サイエンスポータル・ニュースによると、日本の人の健康は海より上位で5位だそうです。喜んでよいのかどうか?
ジャービス島
シエラレオネ
与論
『海の健康度指標、日本は11位
(August 16, 2012)
2012年ロンドン五輪のメダル獲得競争に続き、海洋保護を示す指標でもアメリカが中国に勝利した。新たに発表された「海洋健康度指標(Ocean Health Index)」では、世界の約170の海域を100点満点で評価。中国の53点に対し、アメリカは63点を獲得している。日本は世界11位の69点だった。
自然保護団体、学術機関、政府機関など幅広い分野の海洋科学者が参加し、人間が享受する恩恵の観点から海洋の健康状態を評価する採点システムを開発した。まず調査チームが世界の沿岸国や地域の生態系、社会、経済、政治などの要素を評価。その後コンピューターモデルを用いてデータを処理し、スコアを算出した。世界平均は60点で、最低は西アフリカ大西洋岸に位置するシエラレオネの36点、最高は南太平洋にあるアメリカ領の無人島、ジャービス島の86点だった。「アメリカ西海岸、カナダ、オーストラリア、EUなどは、海洋の健康度改善に向けた取り組みを既に表明している。特にこれらの国や地域で、政策決定時の情報源として役立ってほしい」と、研究を率いたカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)の海洋生物学者ベンジャミン・ハルパーン(Benjamin Halpern)氏は話す。「状態が良いか悪いか、誰でも海に出てみればわかるだろう。ただし、客観的な指標となる基準が今までなかった。さまざまな要素が絡み合っているので、測定や定量化が難しい。海洋健康度指標によって、海の状態を総合的にとらえることができる」と同氏は説明する。指標の開発には、UCSBの国立生態系分析・統合センター(NCEAS)、コンサベーション・インターナショナル(CI)、非営利団体COMPASS、ニューイングランド水族館、米国海洋大気庁(NOAA)、複数の大学が参加した。ナショナル ジオグラフィック協会も資金援助している。
◆海洋の恩恵
「海洋健康度指標の評価対象は、自然のままの海洋の状態ではなく、沿岸国・地域が受けるメリットの観点から選ばれた」とハルパーン氏は強調する。具体的な調査範囲は沿岸から200海里の排他的経済水域(EZZ)で、「きれいな水」、「食料供給」、「炭素の貯蔵量」、「生物多様性」、「沿岸域の保護」、「観光とレクリエーション」、大型漁船を使わない「零細漁業」、「地元経済の支援体制」、「海洋の個性」など10項目が評価された。ドイツ沿岸では産業化が進んでいるが、比較的高い73点を獲得した。保護対策が手厚く、市民の評価も高いことが大きなポイントとなった。一方、86点を獲得したジャービス島は無人島で、非常に良好な健康状態が最高点につながった。ただしハルパーン氏は、「指標の目的は一方的な聖域化ではなく、持続可能な活用方法の模索だ」と注意を促している。』
『日本は世界5位の“健康な国”(2012年8月15日)
米国の総合情報サービス会社「ブルームバーグ」は、国連や世界銀行、世界保健機関(WHO)のデータを基にした「世界で最も健康な国々」と題するランキングを発表した。1位はシンガポールで、日本は5位、最下位の145位はアフリカ南部のスワジランドだった。各国の“健康度”を、年齢グループ別(14歳以下、15-64歳、65歳以上)の死亡率や喫煙率、飲酒率、肥満度などのほか、血中コレステロール値や血圧、さらに大気汚染度などを組み合わせて健康スコアやリスク・スコアなどを求め、点数化した。なお、データが不十分な国は除かれている。全体の1-10位は(1)シンガポール(2)イタリア(3)オーストラリア(4)スイス(5)日本(6)イスラエル(7)スペイン(8)オランダ(9)スウェーデン(10)ドイツ。先進国のうち米国は33位と最も順位が低く、韓国は29位、中国は55位、ロシア97位だった。』
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