騙されてはいけない352―今起こっている福島原発事故・「１～３号機原子炉注水量の低下について（続報）」

東電の9月10日に公表した記者会見配布資料と「１～３号機原子炉注水量の低下について（続報）」からです。

「原子炉注水量の低下」について、色々調べているようですが根本的な原因はまだ分からないようです。各所の浮遊物が総合的に注水量を阻害しているとも思えません。洗浄していくうちに効果が認められるはずです。

「なお、設定値については今後、適宜変更」で終り？

＜東電の報告＞9月4日以降

9/4 11:55 から13:00 にかけて、待機中の常用高台炉注水ポンプ（Ｃ）のポンプ吸込側に設置されているスプールの取外しと内部点検、および12:00 から12:50 にかけて、バッファタンク水冷却用の冷凍機入口に設置しているストレーナ（冷凍機６台中の２台）について、異物の付着状況を確認。常用高台炉注水ポンプ（Ｃ）吸込配管内面に、異物等は確認されなかったが、バッファタンク水冷却用冷凍機入口のストレーナに、褐色および白色の異物が付着していることを確認。

9/5：バッファタンク上面のマンホールよりカメラを挿入し、内部を確認したところ、タンク内に白い浮遊物と思われるものを確認。

9/6：バッファタンク水に含まれる金属成分を分析した結果、大部分が鉄であり、特に問題となるようなものではない。

9/8 9:32 頃から13:40 にかけて、水中ポンプを用いたバッファタンク内の浮遊物等の浄化作業を実施。

9/9 9:00 から13:31 にかけて、水中ポンプを用いたバッファタンク内の浮遊物等の浄化作業を実施。

9/10 9:00 から13:00 にかけて、水中ポンプを用いたバッファタンク内の浮遊物等の浄化作業を実施。

9/11 10:42：１～３号機の原子炉注水量が低下した際に発生する警報の設定値を、現在の崩壊熱相当必要注水量から求められる値に設定。なお、設定値については今後、適宜変更。