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2012年9月22日 (土)

私の世界・面白い話のネタ―「百獣の王の中の王、バーバリライオン」って?

大正の終りの頃(1922年)に、絶滅したと思われたバーバリライオンと言うライオンの一種が「1996年に再発見され、2007年現在1頭生息しているのが確認されている」という話があります。純血種かどうかは、確認できていないようです。ただ、「混血種の飼育下繁殖は現在でも行われており、フランスの動物園で50頭ほど飼育されている」のだそうです。

「ライオンの中のライオン」と言われ、ローマ帝国では百獣の王の中の王ともいうべき堂々とした姿を重宝され、カエサルは400頭も飼っていて、競技場で剣闘士とも戦わせたのです。

「バーバリー」というとトレンチコートを直ぐに思い浮かべますが、無関係のようです。

1996年に再発見されたバーバリライオン(BBC NEWSより)

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写真はフランスの動物園の「バーバリライオンの子ども」で、2006年のAFPの記事からです。

バーバリライオンの子ども

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バーバリライオン (Panthera leo leo)

食肉目ネコ科に属するライオンの一亜種で、アフリカ北部(現在のエジプトからモロッコにかけて)に生息していた。全長は4m以上で胸板が厚く、現存のどの」亜種よりも大型であったと言われる。たてがみは長く伸びて胴にまで達していた。学名のPanthera leo (ライオン)に対するPanthera leo leo (ライオンの中のライオン)から察せられるように、百獣の王の中の王ともいうべき堂々とした姿を誇ったといわれる。他のライオンとは違い、山間の森林を好んだ。古くから人間の活動が盛んであった地中海周辺では、バーバリライオンの雄姿は見世物として重宝された。カエサルは400頭、ポンペイウスは600頭のバーバリライオンを戦勝パレード用にローマに連れてきたという。競技場で剣闘士と戦わせられたともいう。ローマ帝国が衰亡した後も、人間の活動域の拡大に伴ってバーバリライオンの生息地は減っていった。そして近代にはいると、娯楽としての狩猟と動物園用の捕獲がさらにバーバリライオンを追いつめた。アルジェリアとチュニジアからは1891年に姿を消し、モロッコでは最後の個体が1922年に射殺され絶滅したというのが通説となっていたが、1996年に再発見され、2007年現在1頭生息しているのが確認されている。しかし、これが純血種のバーバリライオンであるかどうかは定かではない。また、混血種の飼育下繁殖は現在でも行われており、フランスの動物園で50頭ほど飼育されている。(=ウィキペディア)

『希少なバーバリライオンの子ども、順調に生育

20060915 02:10 発信地:フランス)

【サーブル・ドロンヌ/フランス 15 AFP725日にフランス西部にある「サーブル・ドロンヌ(Sables dOlonne)動物園」で誕生した2頭のバーバリライオンの子どもが、順調に育っていると、14日、同動物園が発表した。この子ライオンはどちらもメスで、名前は「Djbel」と「Taza」。7歳の母親「Jerada」と17歳の父親「Bali」の間に生まれた。バーバリライオンは1922年にモロッコで最後の個体が射殺されたとされており、野生ではすでに絶滅種。現在は合計で約50頭が動物園で飼育されているだけである。同動物園の科学部門部長Sandrine Silhol氏によると、母親のJeradaは子どもの安全にしっかり気を配り、とてもよく面倒を見ているという。写真は14日、母ライオン「Jerada」と子どもたち。

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