騙されてはいけない383―今起こっている福島原発事故・「1号機原子炉格納容器内部調査結果」の格納容器滞留水水位
東電の10月10日に公表した記者会見配布資料「1号機原子炉格納容器内部調査結果について」とネットのNHKニュースからです。
10日の格納容器内部調査はCCDカメラと線量測定器による「滞留水の水位・雰囲気線量の測定」です。
滞留水の水位は約2.8mだそうです。予想水位より約80cm多かったとしているのですが、格納容器の下部の球部は直径が約18mあって、それから見ると底の方に少し溜まっている程度です。ドンドン注水しているのに、それだけしか溜まらないのは、その辺りの配管または容器が壊れていて、穴かひび割れがあるのです。
因みに、格納容器の高さは約32mあります。(下表参照)
『1号機格納容器水位2.8m(10月10日 22:50更新 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所の1号機で原子炉を覆う格納容器の内部を内視鏡で調べた結果、容器の底から2メートル80センチほどの高さまで水がたまっていることが分かりました。
東京電力は「水位がかなりあり、溶けた燃料は、十分に冷やされている」とみています。
1号機の格納容器の調査は、9日から内視鏡などを容器の内部に入れて行われ、10日、撮影された動画が公開されました。
それによりますと、格納容器の内部は湯気が見えるものの、先行して調査が行われた2号機で見られたような水滴がしたたり落ちる様子は確認されませんでした。
2号機よりも湿気が少ないとみられますが、作業用の足場の表面は広い範囲でさびつき、足場の上には長さ30センチほどの金属製の棒も落ちているのが確認されました。
また、映像には、足場の下までたまっている汚染水の水面が映っていて、東京電力が測定したところ、水位は底から2メートル80センチほどありました。
格納容器の内部からは、最大で1時間当たり11.1シーベルトと、40分ほどで致死量に達する非常に高い放射線量も検出され、東京電力は「ほぼ予想どおりの水位で、容器の底にある溶けた燃料は十分に冷えているとみていて、計画している廃炉作業への影響はない」と話しています。』
格納容器の大きさ
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