私の世界・知らない世界―呪われた遺跡、マダイン・サーレハ
サウジアラビアでは「呪われた遺跡」と考えられている、「マダイン・サーレハ」は2008年世界遺産への登録が認められました。サウジアラビアでは初の世界遺産なのですが、ウィキペディアには場所を特定する経緯度など載っていないのです。勝手な推測ですが、余り知られたくないのかも知れません。
そうなると、探してみたくなるのが人の常で、色々調べてみました。困るのはアラビア語の綴りが理解できないので、見ていても素通りする可能性があるのです。
ヒントは「ヒジャーズ北部に位置し、赤い崖のあるワジの集落Al-`Ulaからは約 22 km 離れている」だけで、かなり無理があります。ウラー村が分かれば簡単ですが、地図にあるかどうかも分かりません。なにしろヒジャーズ北部は、とんでもなく広大なのです。
一応、見つけたのですが公表してよいものかどうか、少しビビリます。なにしろ規模や内容がかなりすごいのに、知られていないのです。(私が知ってなかっただけかも?)
マダイン・サーレハの位置
マダイン・サーレハ
マダイン・サーレハ
現サウジアラビア領内に存在していた古代都市である。マダイン・サーレハは「サーリフ(Saleh)の町」を意味し、アル=ヒジュル(Al-Hijr, 「岩だらけの場所」)とも呼ばれた。ヒジャーズ北部に位置し、赤い崖のあるワジの集落Al-`Ulaからは約 22 km 離れている。古代には、この都市にはサムード人(Thamudis)やナバテア人が住んでおり、ヘグラ(Hegra)として知られた。
考古遺跡群はナバテア人たちが暮らしていた紀元前1世紀から紀元1世紀頃のものが中心で、とくに装飾の施された墓石群が特徴的である。このほか、それ以前に遡る碑文も発見されている。マダイン・サーレハはナバテア人の考古遺跡としては、ヨルダンのペトラに次ぐものである。
サウジアラビアでは、マダイン・サーレハの遺跡は呪われた場所と考えられている。その根拠となるのが『クルアーン』第15章「アル=ヒジュル」である。そこではアル=ヒジュルの民が使徒の警告を聞き入れずに罰を受けたことが記されている。そのため、多くの篤信のサウジアラビア国民たちは、政府が公式に観光事業を奨励しているにもかかわらず、当該章句をあまり気にしないムスリムや非ムスリムの観光客に、良い顔をするとは限らないのである。(=ウィキペディア)
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