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2012年11月15日 (木)

騙されてはいけない416―今起こっている福島原発事故・「電源停止時におけるタービン建屋内炉注水ポンプによる原子炉注水」の続き

東電の1114日に公表した記者会見配布資料からです。

昨日の『騙されてはいけない415・・・「電源停止時におけるタービン建屋内炉注水ポンプによる原子炉注水」』で、東電の「電源停止」の意味が分からず、事故と勘違いして、「大切な設備の電源は必ずバックアップ(電源の)を設けているはずです。停止時には即座に切り替えられるようにしなければなりません」などとトンチンカンなことを発言してしまいました。スミマセン!

今日の記者会見資料で分かったのですが、「・・電源工事に伴い停止する予定であり、その間は、タービン建屋内炉注水ポンプに切り替え・・」だそうで、単なる工事中の設備転用?のようです。

「“電源停止時におけるタービン建屋内炉注水ポンプによる原子炉注水について”を公表したタイミングで説明してくれたらいいのに!・・」と愚痴ってしまいます。

話しは別に:1号機のポンプ切り替えで、「給水系からの注水量を約3.0 m3/h から約5.0 m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を約2.0 m3/h から0m3/h に変更」しているのに、原子炉温度を見ると全然変化していないのです。

それほど鈍い応答性の計測をしているということなのでしょうか?

<東電の報告>

1~3号機の原子炉注水に使用している常用高台炉注水ポンプについては、11/2728 の電源工事に伴い停止する予定であり、その間は、タービン建屋内炉注水ポンプに切り替え、注水を行う予定。現状、タービン建屋内炉注水ポンプから炉心スプレイ系側への注水配管が設置されていないことから、注水配管の設置作業を実施することとしている。

【1号機】

11/14 10:20 同配管の接続作業に伴い、常用高台炉注水ポンプからの原子炉への注水量について、給水系からの注水量を約3.0 m3/h から約5.0 m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を約2.0 m3/h から0m3/h に変更。

11/14 12:02 同作業が終了したため、原子炉への注水量について、給水系からの注水量を約5.0 m3/h から約3.0 m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を0m3/h から約2.0 m3/h に変更。なお、配管設置作業に伴い、一時的に原子炉への全注水が給水系からとなったものの、原子炉への注水量は総量(約5.0 m3/h)を維持して継続。

11114

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