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2013年3月30日 (土)

私の世界・知らない世界―「猫の殺処分」と怒っているチップ!?

ネットのナショナルジオグラフィック・ニュースからです。

アメリカで「野良ネコ殺処分問題にコメント殺到」という話ですが、日本でも当然、野良猫は殺処分されています。

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方法を知らなかったのですが日本の猫の殺処分は、「通称“ドリームボックス”と呼ばれる殺処分用の収容施設で520分かけて炭酸ガスで窒息死」だそうです。アメリカの殺処分は薬で安楽死です。

うちのチップは部屋飼いなのですが、野良ネコの殺処分の事を聞くときっと怒ると思います。

最近の怒っているチップ(133月末)

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猫の殺処分を減らす方法は野良猫をつくらないことで、それにはまずどんなことがあっても猫を捨てないことです。

少しホッとする解決策として、「地域猫」という考え、やり方があるそうです。

<地域猫とは?>

地域猫とはえさや水をやる場所が決められ、簡易のねぐらをもち、野良猫とは区別される猫のことです。始まりは、1997年(平成9年)に神奈川県横浜市磯子区の猫好きな住民たちから始まりました。住民らは野良猫たちを自分たちで共同で世話をし、野良猫を増やさないようにする運動をはじめ、全国に地域猫運動、地域猫制度として普及するようになりました。地域猫を飼う際の一般的なルールは以下です。

・不快感を催させるほどに増えないよう不妊・去勢手術を行う

・健康管理を行って伝染病や寄生虫の蔓延を防ぐ

・公共の場所や他人の敷地に放置された糞を、ネコを世話する側が掃除する

・入って来てほしくない場所には侵入防止用の措置を行う

・個体の把握と管理のため、管理されたネコには首輪やピアスといった目印をつける

・餌を与える場所を定め、給餌行為で他人に迷惑を掛けないよう配慮する

それと、日本の町には小鳥やリスなどの小動物が余り住んでいないので、猫が凶暴になる機会も少ないのです。

別の意味では、悲しい現実なのですが。

『野良ネコ殺処分問題にコメント殺到

March 28, 2013

インドネシア、ジャカルタの野良ネコ(2007年撮影)

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 326日、野良ネコの殺処分に関する議論に火を付けたテッド・ウィリアムズ(Ted Williams)氏が、アメリカの環境保護団体「全米オーデュボン協会」が発行する「Audubon Magazine」誌のWebサイトにおいて“謝罪”を掲載した。同日、協会代表デイビッド・ヤーノルド(David Yarnold)氏は、同氏の寄稿を78月号から再開すると発表している。

 野良ネコ問題にどのように対処すればよいのか。この問題についてお伝えした320日付け(日本語版322日)の本サイトのニュース記事、「野良ネコの殺処分を巡り新たな波紋」に対しては、賛成派からも反対派からも多数のコメントが寄せられた。

 問題のコラムは、314日付けの「Orlando Sentinel」紙に掲載された記事で、寄稿者は当時「Audubon Magazine」誌の総合監修者だったウィリアムズ氏だ。この中で同氏は、「小鳥などの小型動物を襲うばかりか、トキソプラズマ症などの原虫感染症媒介の疑いがある野良ネコは、捕獲して安楽死させるべきだ」との持論を展開した。

 また、「擁護派はロビー活動を通じて、解熱鎮痛剤のタイレノールが殺処分薬として認可されないよう妨害している」とも指摘している。

 ウィリアムズ氏は321日に補足を掲載、次のように説明を追加している。「私は先日のコラムにおいて、“野良ネコに対してだけ効果の高い一般市販薬があるのに、擁護派からの圧力によって、殺処分薬として認可されていない”と書いた」。

「この記述は不正確なわけではないが、賢明な表現でもなかった。読者に対し、この市販薬で殺しに行くよう提案しているように誤解される可能性があるからだ。また、この記述は、私の意図とは異なる形で擁護派に利用される恐れがあり、実際そうなった」。

 320日付けのニュース記事に対しては、25日の段階で340人以上の読者からコメントが寄せられ、アメリカ全土で8000万匹以上に達する野良ネコの殺処分や安楽死について議論が沸騰している。

 コメントの多くは、それぞれの読者の強い思いを伝える内容だ。例えば、エリック・ハチソン(Eric Hutcheson)さんは、「野良ネコみんなでウィリアムズ氏を襲っちまえ。なんて残酷で冷たいヤツだ」と書いている。一方、「ネコは悪魔のペットだ。安楽死させよう」とジム・リード(Jim Read)さん。

 テリ・テリ(terri Terri)さんは、「近所でネコに毒を与えようとする人がいるなら、覚悟するがいい。私はパチンコで鳥を狙い撃ち、トロフィーのように芝生に並べて積み上げよう。愛鳥家さんたち、それでもやるのかい?」と過激な挑発をしている。

◆野良ネコ対策に向けて

 中には、建設的に対策案について話し合う読者もいる。例えば、野良ネコが増えないように、「捕獲して、避妊手術を施し、野生に返す」という「トラップ・ニューター・リターン(TNR)」という対処法が現在普及しているが、コメントでもこの方法に関する議論が盛んに行われている。

 マーゴット・リー(Margot Lee)さんは、「管理という点でいえば、数を安定させる上でTNRは最もコストが低く、最も効果的で人道的な方法であることが証明されている」と書いている。

 これに対し、アーロン・ヤング(Aaron Young)さんは、「TNRは高価で無駄が多いと思う。わざわざ捕まえた野良ネコをなぜ野生に返す必要があるのか。野鳥が殺され続けるのに」と反論。

「ネコをすべて集めて、森や野生生物保護区に移すのはどうか」と提案はR・オング(R. Ong)さんから。

 また、人間の影響について論じる読者もいる。

 ジョージ・ラサート(George Russert)さんは、「野生生物をいくら殺せば私たちは気が済むのか。直接的な行為だけでなく、生息環境の破壊や環境汚染などの間接的な影響も含めると、その規模は計り知れない」と問いかける。

 メグ・マンガン(meg mangan)さんは、こう論じている。「動物の毒殺に関する法律ではなく、所有する責任に関する法律に焦点を当てるべきだ」。

◆動物愛好家の怠慢?

「いいね!」を最も多く集めたコメントは、自称獣医のカット・ヘンチ(Kat Hentsch)さんのコメントだ。

「さまざまな病気や障害で苦しむ野良ネコを見たことがあるだろうか。けんかの傷や折れた歯、感染した歯が化膿(かのう)して生じる腐ったような肉の臭いを嗅いだり、車にひかれて皮膚が完全にめくれあがってしまったネコを知っているのか。ノミのせいで出血が止まらない子ネコが自分の手の中で死んでいく。タイレノールなどの毒物に侵されたネコを治療しようとしても無駄に終わってしまう。そのような経験が無いのなら、動物の安楽死を非人道的だと論じる資格はない」。

 これに対し、シンシア・ジー(Cynthia Gee)さんは、「そのような苦しみから解放するために、野生の動物すべてを殺すというのか。PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)と同様、ばかげている」とコメントしている。

 読者の意見はさまざまだが、アメリカ国内の野良ネコの扱い方を変える必要があるという点については大半が同意している。

 コーラリー・MCoralie m)さんは、「“動物愛好家の国”と主張したいのであれば、現状の取り組みでは不十分だ」と書いている。

 あなたはどう考えるだろうか?

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