騙されてはいけない581―今起こっている福島原発事故・またも、「社長会見配布資料」

東電の4月17日に公表した記者会見配布資料「社長会見配布資料（PDF 1.37MB）」からです。

資料の内容は、

○「地下貯水槽No.2からH2タンクへの移送について」（５頁）

○「周辺環境への影響評価（ボーリング調査の進捗）」（３頁）

○「地下貯水槽のモニタリング結果」（７頁）

○『「福島第一信頼度向上緊急対策本部」電気設備対策チーム活動状況』（３９頁）

となっており、地下貯水槽の問題や度重なる停電事故を受けてのものです。

ただ、「電気設備対策チーム活動状況」の中の「２号機使用済燃料プール代替冷却設備」についての現場設置状況の弱点①～⑨や3号機使用済燃料プール代替冷却設備」について現場設置状況の弱点①～⑧は、謝りついで？　に「問題点を今のうちに言っておこ！・・」というものです。

それと、「現場設置状況の弱点」の簡便・安易な工事、手抜きの状況を見てしまうと、当然ながら、こんなことをやっているのは、他の膨大な設備も同じではないのか？　という疑問が湧きます。

この先の膨大に膨らみ続ける設備システムとの長くて果てしない戦いを、東電はどうするつもりなのでしょう。もう、あらゆる問題が一企業の出来る範囲、能力を超えているのでは？　と感じるのです。

現場設置状況の弱点の例