騙されてはいけない643―今起こっている福島原発事故・「地下貯水槽No.1～３データ」のグラフの変？

東電の6月14日に公表した記者会見配布資料「地下貯水槽からの漏えい事故に関する調査結果と今後の対策について」の「地下貯水槽の移送状況」と「地下貯水槽No.1～３データ」からです。

6月14日の「地下貯水槽からの漏えい事故に関する調査結果と今後の対策について」ばかりで、「しつこい」（＝関西弁で、『拘りすぎ』、『執着し過ぎ』、『何回も言う、する』の意）のですが、少し問題が大きく、気になったのです。

「地下貯水槽No.1～３データ」について、環境中の放射線量のグラフと勘違いして、「低下」や「低下傾向」も当たり前と思ったのですが、単位がBq/cm3ですから放射能濃度なのです。

東電は「・検知孔内の汚染水の今一段の低下を目指したいことから水の回収回数を増やしていきたい（No.2下）」や「検知孔の全βの値は着実に減少しており、ドレーン孔の値もNDであることが多い（No.３）」と言っていますが、残っている放射能は半減期が長く、濃度が変化するのは水で薄まったからで、「低下した」とグラフに書くのは、誤解を生みます。

全体の放射能量は変化しないもので、減少したのは無くなったのではありません。ほとんどが移送先に行き、一部が地下に漏れている？だけです。

話しは別に：「しつこい」は、周りの人によく言われます。それが、「取り柄？」と考えている伏しがあって、止められません。息子に、「何で、そんなにしつこいの？・・」と言われ、親父：「そやから、お前がいるんや？・・」、息子：「えっ、何それ？・・」。