騙されてはいけない665―今起こっている福島原発事故・「観測孔No.1-2は、90万Bq/Lで、桁違いの放射能」

東電の7月5日に公表した記者会見配布資料「港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果（その２）」と「タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について」からです。

昨日、「観測孔No.1において、トリチウムおよびストロンチウムが高い値で検出」を報告しました。それは採取日が5月24日のものです。「タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について」の“参考”に、その「地下水観測孔No.1, No.1-1の測定結果」が載っています。

今回、地下水観測孔No.1-2を新たに掘ってサンプリングした結果、全β各種が90万Bq/Lと桁違いの高濃度の放射能ですが、「地下水観測孔No.1, No.1-1の測定結果」では、全βが1900Bq/Lで、トリチュウムが50万Bq/L、ストロンチュウムが1000 Bq/Lです。

トリチウムおよびストロンチウムは分析中ですが、大変な値になるのでは？と心配です。

（図の観測孔No.1-1, 1-2の赤丸は分かりやすいように、追加しています。）

話しは別に：

「タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について」に「地下水の全ベータ、ストロンチウム濃度推移グラフ」が出ているのですが、6月29日まで、“全βが90万Bq/Lのこと”は知らない時点？で作ったもののようです。