騙されてはいけない722―今起こっている福島原発事故・「多核種除去設備バッチ処理タンクからの漏えいを踏まえた追加調査結果（続報）」

東電の8月13日に公表した記者会見配布資料「多核種除去設備バッチ処理タンクからの漏えいを踏まえた追加調査結果（続報）」からです。

東電は、「吸着塔６Ａ内部に腐食が確認されたことから、範囲を広げてＡ系統の水平展開調査を実施中」としていますが、水平展開とは問題のあった設備と類似した箇所をチェックすることです。

従って、当然「必要に応じ、停止したＢ系統に対しても同様の調査を実施中」というようにＡ系統だけでなく、Ｂ系統も行わなければなりません。

それと、まだ調査途中で、腐食の全体像は見えていません。

調査結果の写真を見ると、そんなに歳月が経っていないのに頑強なはずのステンレス？　と思われるものが腐食しています。高濃度放射能自体なのか、除去処理に使う薬液が問題なのか、素人には分かりませんが、多核種除去設備の順調な稼動の困難性を暗示して、何か厭な感じです。

（以下は写真・動画集より抜粋）