騙されてはいけない732―今起こっている福島原発事故・「H4エリアのタンクにおける汚染水漏れ」、8000万ベクレル/Lが300トンで24兆ベクレル
東電の8月20日に公表した記者会見配布資料「H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報)」とネットのNHKニュースからです。
前回、東電は「規則第18条第12号に該当」と報告していて、図の説明が変なので、「何か大変な事故では?・・」と思っていたら、8000万ベクレル/Lの汚染水が300トンも仮設タンクから漏れていたのです。
漏えい水は全β核種で“8.0E+4 Bq/cm3”ですから8000万ベクレル/リットル、300トンで24兆ベクレルになります。
汚染水300トンの浸みこんだ土壌を回収といっても、 “汚染水の浸みこんだ土壌”を全部取るのはとても無理です。しかもまだ、漏れた箇所が分からず、今も“漏れ出ている”のです。
そして、他の何十(一基千トン貯留で3万トンで30基)とあるタンクは大丈夫なのでしょうか?
『汚染水漏えい量は300トン(8月20日 12:45更新 NHKニュース)
19日、福島第一原子力発電所で、敷地の山側に置かれたタンクから汚染水が漏れた問題で、漏れ出した量がおよそ300トンに上ることが東京電力の調査で分かりました。
漏れた汚染水は高濃度の放射性物質を含んでいて周辺の地面にしみこんでいるおそれがあり、東京電力は付近の土を回収するなどの対応をとることにしています。
福島第一原発では19日、4号機の山側のタンクにためられた汚染水が漏れ一部がタンクの周りを囲っているせきの外側まで流出していることが分かりました。
東京電力が同じ場所にある26のタンクを調べたところ、1つのタンクで汚染水の水位が下がっていて、およそ1000トン入っているはずの汚染水がおよそ700トンに減っていたということです。
このため東京電力は、タンクから漏れ出した量はおよそ300トンに上るとみています。
このタンクにためられている汚染水は放射性のセシウムを減らす処理をしたあとの水ですが、漏れていた水を分析したところ、ストロンチウムなどのベータ線と呼ばれる放射線を出す放射性物質が1リットル当たり、8000万ベクレルと高い濃度で含まれていることが分かりました。
汚染水の一部はすでに周辺の地面にしみこんでいるおそれがあり、東京電力は付近の土を回収するとともに、周辺の放射線量を測定するなど、汚染水の影響が及んでいる範囲を詳しく調べることにしています。』
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