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2013年8月23日 (金)

騙されてはいけない734―今起こっている福島原発事故・「ボルト締めタンクの総点検結果」、「2タンク 過去に水漏れおそれ」とNHK

東電の822日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所構内におけるボルト締めタンクの総点検結果について」とネットのNHKニュースからです。

東電は、「本日(8/2211時から15時頃にかけて、H4エリアタンク堰のドレン弁から水が出ていたことに鑑み、他エリアタンクの総点検(外観点検・線量測定)を実施。その結果、タンクおよびドレン弁の外観において、漏えいおよび水たまりは確認されなかった。しかし、本日(8/22)14時頃、H3エリアのタンク周辺において、部分的に線量が高い箇所(2箇所)を確認」と報告しています。

「部分的に線量が高い箇所(2箇所)を確認」ということは、過去に高濃度汚染水漏れの可能性を示すもので、その場に汚染水がないのは、雨と一緒に流れ出てしまっているのです。高い方のH3エリアBグループNo.4 タンク底部フランジ近傍で線量が100mSv/hです。

NHKは「2タンク 過去に水漏れおそれ」を報道しています。

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『2タンク 過去に水漏れおそれ(822 20:00更新 NHKニュース)

福島第一原子力発電所で山側にあるタンクから汚染水が漏れ出した問題で、東京電力が同じ構造のほかのタンクを点検したところ、2つのタンクの表面の一部で、高い放射線量が観測され、過去に水漏れがあったおそれがあるとして調べています。

福島第一原発では今月19日、4号機の山側にあるタンクから、高濃度の放射性物質を含む汚染水300トン余りが漏れていたのが分かり、海につながる側溝を通じて、原発の専用港の外の海に流出したおそれも出ています。

東京電力は同じように鋼鉄製の板をボルトでつなぎ合わせたタンクのうち、高濃度の汚染水を入れたおよそ300基について、異常がないか目視の点検や放射線量の測定を行っています。

その結果、3号機の山側にある2つのタンクの表面で、それぞれ、1時間あたり、100ミリシーベルトと70ミリシーベルトの放射線量が高い部分が見つかったということです。

いずれも鋼鉄製の板の継ぎ目の部分で表面は乾いていて、水漏れは確認されず、タンク内の水位にも異常はないということですが、過去に水漏れがあったおそれがあるとして、東京電力は周辺の放射線量や原因を調べています。

一方、300トン余りの水漏れが見つかったタンクについては、21日までに、残るおよそ700トンの汚染水を別のタンクに移し終え、東京電力は、除染をしたうえで、鋼鉄製の板の継ぎ目やタンクの底の状態などを詳しく調べ、原因の特定を急ぐことにしています。

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