騙されてはいけない737―今起こっている福島原発事故・「地下水観測孔の地下水位」

東電の8月23日に公表した記者会見配布資料「地下水観測孔の地下水位について」からです。

一部の観測孔（凡例が細か過ぎで、どの観測孔か分かりません）で地下水のポンプアップの影響か、20日から水位が乱高下？　しています。

東電はこれまでの「地下水観測孔の地下水位」について、少ない箇所ながら地下水観測孔の数値データと全体グラフを出していました。

21日に「水位計設置済みのため、以降、手測りによる定期的な水位測定は実施しない」と、22日以降は「地下水観測孔の地下水位」をグラフだけにしています。

“手測り”であろうと自動測定であろうと、数値データは公表できます。むしろ、公表すべきことだと思うのです。

地下水問題は、福島原発の特に重要で厄介な問題の1つと思うのです。

地下水を抜きすぎると、トレンチや建屋地下から汚染水が余計出てきます。抜かなければ“あふれ出てくる”以外に、“地下貯水槽が浮き上がる”というような、簡易工事をした施設・設備の“浮き上がり現象”など、各所で悪さをするのです。

21日の「地下水観測孔の地下水位について」