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2013年8月29日 (木)

騙されてはいけない744―今起こっている福島原発事故・「魚介類の核種分析結果」

東電の828日に公表した記者会見配布資料「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>」と「福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果」からです。

東電は「魚介類の核種分析結果」として、「放射性Cs以外の核種が検出された魚介類の測定結果」を報告しています。

一部のサンプルに僅かですがストロンチウムSr-90(半減期約29年)が検出され、その他に銀の同位体のAg-110m(半減期約250日)が検出されています。

Ag-110mの半減期は約250日で、今年の4月から6月の採集したものですから8分の1程度に減少している筈のものです。

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「20km圏内海域における魚介類の測定結果」の「刺し網調査点における測定結果(網掛けは前回報告からの追加データ)」を見ると分かるのですが“刺7”や“刺5”の地点、福島第一より南側の沿岸部(特に福島第一に近い“刺7”)に基準を超えた魚が多くなっています。

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「放射性セシウムの最大値による分類」の「放射性Csが基準値を超えた測定回数の割合の経時変化」、「放射性Csが基準値を超えた魚種の割合の経時変化」や「魚類における放射性Cs濃度の経時変化」のグラフで、あたかも放射能が減少しているかのようなものを、分析結果として報告していますが、統計的には地点別魚種別に分析しなければならないものです。それと、大きく移動する魚種とそうでないものの分類も必要で科学的には無意味です。

また、放射能の最大放出が事故後すぐにあって、当然半減期の影響で放射能は見た目は減少していきます。セシウム134は半減期が約2年と短いので、経時的分析には半減期を配慮した重み付けが必要と考えます。

注)上記以外に、東電は「福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類調査報告※(H25年4月~6月採取分)」を出していますが、先に述べた理由で意味の無い報告・分析です。

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