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2013年8月30日 (金)

騙されてはいけない745―今起こっている福島原発事故・「2号機原子炉格納容器圧力の上昇?」

東電の829日に公表した記者会見配布資料からです。

東電は「原子炉格納容器の圧力低下および原子炉格納容器ガス管理システムの排気流量の減少傾向を確認」というのですが、公表している原子炉格納容器圧力は上昇しています。

もしかすると、圧力容器内のことなのか? 意味が不明です。参考に公表している4月末と7月末の“原子炉格納容器圧”を載せておきます。

「原子炉格納容器の圧力低下」で「原子炉格納容器ガス管理システムの排気流量を約14m3/h から約19m3/hに調整」は、素人には意味が分かりません。

「“圧力が低下した”ので排気流量を増やす」は「圧力が高まった」ので、の間違いでは? 第一、圧力が増すと当然放射能が環境中に流出します。

2

<東電の報告>

【2号機】

H25/8/24 1:00 頃、原子炉格納容器の圧力低下および原子炉格納容器ガス管理システムの排気流量の減少傾向を確認したことから、原子炉格納容器ガス管理システム等の現場確認を実施。確認の結果、当該システムの系統入口側に設置されている排水ラインのUシール部*に空気の流れが確認されたことから、Uシール上流側にある弁を10:40 に閉止して、状況の監視を継続。弁閉止操作後、15:00 時点で、原子炉格納容器の圧力および原子炉格納容器ガス管理システムの排気流量についていずれも上昇傾向となっており、引き続きパラメータの監視を実施していく。なお、本件に伴うモニタリングポストの指示値に有意な変動はなく、あわせて念のため排水ラインUシールの出口部にあたるタービン建屋1階のダスト測定を実施し、異常がないこと(検出限界値未満)を確認。その後原子炉格納容器の圧力は上昇傾向となり、原子炉格納容器ガス管理システムの排気流量は安定。原子炉格納容器の圧力低下の原因については、夏場の外気温度や注水温度の上昇等により、原子炉格納容器の圧力が高まったことで、原子炉格納容器ガス管理システムのドレン排水ラインに設置されたUシールの封水が押し出され、封水切れとなったことによるものと判断。8/29 今回の対策として、原子炉格納容器内圧力の上昇によるUシールの封水切れを防止するため、10:33 から11:07にかけて、原子炉格納容器ガス管理システムの排気流量を約14m3/h から約19m3/h に調整。さらに、今後原子炉格納容器内圧力が10kPa(gage)を超過する時には、当該Uシールラインドレン弁を閉止する運用とする予定。なお、今回の原子炉格納容器圧力低下に伴い放出された気体の放射能量は、約2×10**4Bqと評価しており、この量は平成25 年6月分に2号機原子炉建屋からの放出された放射能量(約1.6×107Bq)の0.1%程度であることから、環境への影響は小さいと評価している。

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