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2013年8月31日 (土)

騙されてはいけない746―今起こっている福島原発事故・「地下水及び海水の流れの概念図」の変?

東電の830日に公表した記者会見配布資料「(汚染水対策検討WG第5回資料)タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況と対策」からです。

東電の報告、「タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況と対策」は49ページもあって、個々の詳細に問題があれば、後で報告したいと思います。

直ぐ気が付いたことですが、「地下水及び海水の流れの概念図」は大きな間違い? というか、問題のある図と思うのです。

地質学等の専門的な知識がある訳ではないのですが、常識的には、砂礫質の地層の上に原子炉建屋が立てられている状況は、例えば「旧河道を埋め立てた」(それも、大きな問題ですが)というなら話は別ですが、図(上のもの)のように一箇所だけに地下水の流れがあるというのでは、明らかに変です。

つまり、地下水は海側全面から流れ出ているはずで、少しかも知れませんが港湾部の海底からも出ている(やがて出てくる)のでは? と思うのです。

参考ですが、「(汚染水対策検討WG第5回資料)H4タンクエリアにおける汚染水の漏えいについて」の「不圧地下水位断面図」を、後ろに載せておきます。(海面水位(水色)を分かりやすいように追加しました)

Photo_2

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