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2013年9月14日 (土)

騙されてはいけない767―今起こっている福島原発事故・「トリチウム濃度 大幅上昇続く」

東電の913日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)」とネットのNHKニュースからです。

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日に9万7000ベクレル/Lでしたが、12日の結果は、1リットル当たり13万ベクレルとなっています。

また、約300トンと言っていた、汚染水の海への流出は1日約200トンだそうです。降雨や潮位による影響があり、地下の状況が分かるわけもなく、何とも言えないと思います。事故後から、長く続いているものです。何しろ膨大な量が流出し、続いていることに変わりありません。

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『トリチウム濃度 大幅上昇続く(914 4:10更新 NHKニュース)

東京電力福島第一原子力発電所でタンクの汚染水が漏れた問題で、周辺に掘った観測用の井戸の地下水ではトリチウムという放射性物質の濃度が大幅に上がり続けていて、12日に採取した水では国の基準の2倍以上に達しました。

東京電力は地下水の汚染の広がりについて監視を強めています。

福島第一原発では先月、山側のタンクから高濃度の汚染水300トン余りが漏れ、東京電力が問題のタンクのおよそ20メートル北側に観測用の井戸を掘って地下水への影響を調べています。

この井戸で12日に採取した地下水からは、これまでで最も高い1リットル当たり13万ベクレルのトリチウムが検出されました。

国の海への放出の基準は1リットル当たり6万ベクレルでその2倍以上に当たります。

この井戸のトリチウムの値は、今月10日に1リットル当たり6万4000ベクレルだったのが、翌日には9万7000ベクレルと、このところ大幅な上昇が続いています。

一方、問題のタンクから10メートル余り南側にある井戸の地下水ではトリチウムの濃度は1リットル当たり290ベクレルで、やや下がる傾向がみられています。

東京電力は先月のタンクからの汚染水漏れの影響とみて監視を強める一方で、原因は断定はできないとして、過去に起きた配管からの水漏れなどの影響がないか調べています。

【汚染水の海への流出は1日約200トン】

また、福島第一原発から海に流出している1日当たりの汚染水の量について、東京電力は、最新の地下水のデータなどから、これまでより100トン少ない200トン程度になるという推定の値を公表しました。

福島第一原発では、山側から流れてくる大量の地下水の一部が建屋周辺の地下のトンネルから漏れ出した汚染水などと混じり、海に流出していることが明らかになっています。

これまでの東京電力の解析から、1号機から4号機の建屋とその南側の建物がある南北800メートルの範囲では、1日当たり山側から1000トンの地下水が流れ込み、このうち400トンが建屋の中に流入し、残る600トンのうち300トン程度が汚染水となって海に流出しているという概算が示されていました。

これに対し、新たな解析では、山側から流れ込む地下水の量は1日当たり800トンに下方修正され、このうち400トンが建屋の中に流入しているという推定は変わらず、汚染水となって海に流出している量はこれまでより100トン少ない200トンになるとしています。

東京電力は「地下水の汚染状況などを詳しく調べるために増やした井戸の観測データや専門家からの指摘を受けて解析した結果、山側からの地下水の全体の量が少なく見積もられたことが今回の推定値に影響している」としています。

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