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2013年9月15日 (日)

騙されてはいけない770―今起こっている福島原発事故・「トリチウム濃度 大幅上昇まだまだ続く」

東電の914日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(その2)」からです。

東電は98日から観測孔E-1(漏えいが発生したH4エリアⅠグループNo.5タンクのある堰の北側)のサンプリング結果を公表し始めました。そのときのトリチウムは4,200 Bq/L、既存の観測孔E-2290 Bq/Lより高目でしたが、今から見ると低いものでした。

もともと、流出したNo.5タンクのトリチウム濃度は2400 Bq/cm3(漏れた直後の823日のもの)、1リットルでは240万ベクレルというもので、観測孔E-1は13日に15万ベクレル/Lとなっています。それで「大変だ!・・」は早計のようで、まだまだ上昇する可能性があります。

<東電の報告>:<サンプリング実績>

新たにH4エリアタンク周辺に設置した観測孔(E-1:漏えいが発生したH4エリアⅠグループNo.5タンクのある堰の北側,E-2:漏えいが発生したH4エリアⅠグループNo.5タンクのある堰の南側)で採取した水について、ガンマ核種、全ベータ、トリチウムの分析を実施。

<観測孔E-1>

/8採取分(初採取):セシウム134 2.5 Bq/L、セシウム137 5.1 Bq/L、全ベータ 3,200 Bq/Lトリチウム 4,200 Bq/L

話は別に:以前、漏えい水について、全β核種で8.0E+4 Bq/cm38000万ベクレル/リットル、300トンで24兆ベクレルといっていましたが、No.5タンクの汚染水は全β核種8.0E+4 Bq/cm32.0E+5 Bq/cm3です、300トンで60兆ベクレルと訂正します。

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