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2013年9月21日 (土)

騙されてはいけない778―今起こっている福島原発事故・「港湾内の0.3平方キロメートルからの放射能の流出」

東電の920日に公表した記者会見配布資料「タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について」からです。

以下の図は、「海水中の放射性物質濃度の状況」の代表として、「14号機取水構内北側」のサンプリング地点とその値を示しました。

「汚染水は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル弱、それも原発の施設に近いところにとどまっている」と言われる、“港湾内の0.3平方キロメートル弱”のシルトフェンス内、“原発の施設に近いところ”です。

言い方として、この部分は放射能濃度は高い(トリチウムの)ものの、「シルトフェンス内に止まっている」と言う事のようです。

ただ、トリチウムの全体の値の変動を見ると、621日から高くなり始めた値は、最高値の4700Bq/L815日)、4200Bq/L829日)の高い値の日と、86日、915日の1300Bq/Lなどの低い値の日があって大きく変動しています。元の地下水へ戻る訳もありませんから、外部からの海水の流入によって薄まったと考えられます。逆に言うと、港湾内シルトフェンス内側の放射能を含む海水は、外へ流出しているのです。

つまり、この辺りの海水はイケイケ(止めるものがない)で、当然、放射能も同じです。

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