騙されてはいけない809―今起こっている福島原発事故・「H4エリア周辺サンプリング結果、全β40万B/Lで前日の6500倍」
東電の10月18日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(その2)」とネットのNHKニュースからです。
17日のH4エリア周辺サンプリング結果の全βの値が1リットル当たり40万ベクレル、前日の6500倍となるものです。
分析中で分からないのですが、前日16日のトリチウム濃度は23万B/Lでした。全βが6500倍となったのですから、「トリチウムはいったい幾らになるのか?・・」と想像すると恐ろしくなります。
台風の降雨の所為で「既に漏れたもの? が流れ出てきた」というのは、濃度が6500倍ともの凄く濃いものなので、何か変です。
話の追加:と言っていたら、ラジオの報道を聞くと、全β核種の40万B/Lはほぼストロンチウム(Sr)と東電は言っているそうです。(東電:「簡易検査法で詳しくは分からない?」)
トリチウムに比較してストロンチウムは流れ出てくるのが遅いので、今頃出てきたのだそうです。
『タンク周辺地下水で濃度急上昇(10月18日 6時25分 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所でことし8月、300トン余りの汚染水が漏れ出したタンクに近い井戸の地下水で、17日、ベータ線と呼ばれる放射線を出す放射性物質の濃度が前日までの6000倍以上に急上昇し、これまでで最も高い値になっていることが分かりました。
東京電力は、漏れた汚染水の影響が広がっているとみています。
福島第一原発では、ことし8月、4号機の山側にあるタンクから300トン余りの汚染水が漏れ、一部は海につながる側溝を通じて原発の港の外の海に流出したとみられています。
東京電力によりますと、タンクから10メートル余りの井戸で17日に採取した水からストロンチウムなどのベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が、前日までの6500倍に当たる1リットル当たり40万ベクレルというこれまでで最も高い値で検出されたということです。
この井戸は、汚染水漏れの影響を調べるために掘ったもので、水とともに移動しやすいトリチウムという放射性物質はすでに高い値で検出されていて、東京電力では、ストロンチウムなどの比較的、移動の遅い放射性物質も地下水に到達したとみています。
100メートル余り海側には、汚染水の増加を抑える対策として建屋周辺に流れ込む前の地下水をくみ上げる井戸があり、東京電力では、この対策に影響するおそれがあるとしてタンク周辺の汚染された土を取り除くとともに観測用の井戸で地下水の監視を強めることにしています。』
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