騙されてはいけない813―今起こっている福島原発事故・「汚染水タンク「せき」12か所であふれる」とNHK
東電の10月20日のネットのNHKニュースと10月16日に東電が公表の写真・動画集の「台風26号近接に係る堰内雨水の汲み上げの様子(撮影日:平成25年10月16日)」からです。
NHKニュースは「汚染水を貯蔵しているタンクを囲う「せき」から大雨の影響で水があふれている問題で、あふれた場所は12か所に増えました」と報道しています。
“「せき」の水をポンプでくみ出す作業”について、「台風26号近接に係る堰内雨水の汲み上げの様子(撮影日:平成25年10月16日、公表16日)」を参考に紹介します。
夜中の“汲み出し作業”の写真ですが、雨の中を防御服で、被曝を気にしながらの作業は想像以上に大変だと思います。
台風の降雨や集中豪雨に休息はあっても、終りはありません。廃炉に到るまで、何十年もの苦しい戦いの相手の1つです。他にも手強い相手は、気が遠くなるほど沢山で、かつ増えて行きます。
「せき」の水をポンプでくみ出す作業
『汚染水タンク「せき」12か所であふれる(10月20日 23時19分 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水を貯蔵しているタンクを囲う「せき」から大雨の影響で水があふれている問題で、あふれた場所は12か所に増えました。
福島第一原発では、「せき」の水をポンプでくみ出す作業が追いついておらず、東京電力は、あふれた水が海に流出した可能性もあるとみて調べています。
20日午後4時半ごろ、福島第一原発の1号機から4号機の山側に当たる西側や南側の5か所で、汚染水を貯蔵しているタンクを囲う「せき」から水があふれているのが相次いで見つかりました。
その後、午後9時前までに新たに7か所であふれているのが見つかり、あふれた場所は12か所に増えました。
東京電力によりますと、高さ30センチの「せき」の中には、数日前の雨の影響で、すでに20センチ以上たまっているところもあるうえ、ポンプでくみ出すことができるのは、1日数センチほどで、作業が追いついていないということです。
福島第一原発の敷地内では、午後3時から4時の1時間で30ミリの雨量が、午後2時から6時の4時間では合わせて102ミリの雨量が観測されています。
東京電力は、あふれた水が海に流出した可能性もあるとみて調べています。
福島第一原発では、「せき」の中に雨や水漏れで水がたまった場合、水をタンクに移したうえで、放射性物質の濃度が原子力規制委員会が認めた基準を下回っていれば、敷地内に放出することになっていますが、東京電力は20日、現場で濃度を測定し基準を下回った場所は放出する対応をとっています。』
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