騙されてはいけない815―今起こっている福島原発事故・「また、地下貯水槽の浮き上がり」

東電の10月21日に公表した記者会見配布資料と「福島第一原子力発電所Ｈ４エリア周辺に設置した観測孔水位データ」からです。

「Ｈ４エリア周辺に設置した観測孔の水位（９月12日～10月１9日）」について、「台風26号の影響により、水位計設置以降、最も大幅に水位上昇している」という報告です。

その所為かどうかは分かりませんが、以前に浮き上がりが問題となった、地下貯水槽No.3およびNo.4と同じように、「No.5 およびNo.6 において天端部の浮き上がり」が報告されています。

福島第一は、「旧河道を埋め立てて建設されている」という話です。今苦しんでいる地下水問題の根本原因はそこにあるようで、「“自然に逆らう所業”ではないのか？・・」と思ってしまうのです。当然、その報復、禍は来るはずです。

＜東電の報告＞

・H25/10/21 9:20 地下貯水槽No.5 およびNo.6 において天端部の浮き上がり（No.5：天端中央を中心に２～３cm 程度、No.6：天端中央を中心に10cm 程度）を確認。

原因は地下貯水槽No.3 およびNo.4 と同様、地下貯水槽周辺の地下水位の上昇に伴って、浮力が増加したことと推定。

なお、地下貯水槽No.5 については、汚染水を貯水した実績はなし。また、現在までの地下貯水槽ドレン孔水（地下貯水槽No.5 およびNo.6）および漏えい検知孔水（地下貯水槽No.6）の分析結果に有意な変化は認められてないことから、浮き上がりによる汚染水の漏えいはない。