騙されてはいけない821―今起こっている福島原発事故・「汚染水貯蔵タンク堰内溜まり水分析結果」

東電の10月26日に公表した記者会見配布資料「台風２７号接近に伴う汚染水貯蔵タンク堰内溜まり水分析結果」からです。

東電は以下のような排出基準で、タンク堰内溜まり水を海へ排水してしまうのです。（敷地内？　への排水ですが、当然海に流れます）

※排出基準：

・セシウム134：15 Bq/L 未満

・セシウム137：25 Bq/L 未満

・その他のガンマ核種が検出されていないこと（天然核種を除く）

・ストロンチウム90：10 Bq/L 未満（簡易測定法により計測）

・タンク内の水質等を参考に、他の核種も含めて告示濃度基準を満たすこと

下表の「台風２７号接近に伴う汚染水貯蔵タンク堰内溜まり水分析結果」の上半分が基準超えとなっているタンクエリアです。

特に、問題のＨ４北が高く、次いでＨ２南やＢ南、Ｂ北で特に高い数値が出ています。（基準超え・超えないエリアが同数ですが偶然？　のようです）

参考に25日に公表の「堰内たまり水に関する台風27号に向けた対策」の「堰内溜まり水移送設備の概要」の図に、そのエリアを示しました。