騙されてはいけない842―今起こっている福島原発事故・「4号機使用済燃料プールからの使用済燃料取り出し作業」(昨日の続き)
東電の11月13日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの使用済燃料取り出し作業について」からです。
昨日、「4号機使用済燃料プールからの使用済燃料取り出し」を報告しましたが、東電も13日にその報告をしています。
「取り出しの手順」は同じなので「使用済燃料プールからの燃料取り出しの概要」と「使用済燃料プールからの燃料取り出し工程」は省きます。昨日の図で確認してください。
気になるのは、「4号機燃料取り出し作業へ向けた、当社社内外を含めた関係箇所での確認作業や審査における進捗状況」について、その最後に「上記対応を行うとともに、今後、日程ありきではなく、「安全第一」と考えて燃料取り出しを開始する予定」と妙にご丁寧? な但し書きをしています。
それと、「空の構内用輸送容器(NFT-22B)について」で容器の写真に、「画像の一部については、核物質防護などに関わる機微情報を含むことから修正しております」としています。
話は別に:「核物質防護などに関わる機微情報」とありますが、最初は「“機密”の間違いちゃうやろか?・・」と思ったのです。“機微”は「人情の機微に触れる」など「微妙に隠れて、表面だけでは知ることのできないこと」を言います。“機密”は「 政治、軍事、国家などに関する極めて大切な秘密」と重大なことに使われるのです。そこまで言いたくなかった? ので、“機微”かも知れません。「知られたくないこと」に、違いはありませんが。
機微:表面だけでは知ることのできない、微妙なおもむきや事情。「人情の―に触れる」
機密
政治、軍事、国家などに関する極めて大切な秘密。枢機(最重要部分)に関した秘密の意味である。基本的に「秘密」は公私問わず隠し事全般を言うが、「機密」は公的なことに限られる。よって「私の機密」などとは言わない。なお、文書化されたもので、機密文書、機密書類などと称される。「機密文書」、「国家機密」、「軍事機密」、「企業機密」など機密事項を調べ上げるのはスパイの重要な仕事の一つである。(=ウィキペディア)
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