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2013年11月21日 (木)

騙されてはいけない851―今起こっている福島原発事故・「非常用窒素ガス分離装置の不具合」

東電の1120日に公表した記者会見配布資料と「福島第一原子力発電所非常用窒素ガス分離装置の不具合について」からです。

「非常用窒素ガス分離装置の定例試験において、窒素供給流量がでていないことを確認」したので、調べると『「全開」となるはずが、「全閉」となっていた』という不具合です。

「非常用窒素ガス分離装置は、月1回のサーベランスで動作可能であることを当直にて確認している。また、常用系窒素ガス分離装置が動作不能な場合、運転が必要な設備である。」としていて、弁が起動時に開かず閉固着して「全開」にならなかったようです。非常用のバックアップなので大した問題ではないようですが、弁機構の単純な物理的故障(錆で固着?)なのか、作動制御のシステム系の原因かが大きな問題です。

東電流にこの不具合を水平展開すると、使っていないが今後使う必要のある、起動時に「全開」となるべき“似た弁”が到る所にあるはずです。

ただ、窒素供給に問題はなく、動いていなかった非常用窒素ガス分離装置の試験時の不具合であるのに、「プラントデータ(格納容器内水素濃度、格納容器内温度等)の異常、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されていない」と言うのは、何か変です。試験で窒素供給を止めたのでは?

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<東電の報告>

H25/11/19 待機中である非常用窒素ガス分離装置の手動起動試験時において、供給ラインにある弁が開動作しないことを確認。このことから、11:54 に、特定原子力施設の保安第1編第25 条に定める運転上の制限「窒素ガス分離装置1台が運転中であること及び非常用窒素ガス分離装置(非常用窒素ガス分離装置用ディーゼル発電機を含む)が動作可能であること」を満足できないと判断。現在、原子炉格納容器内への窒素供給は常用の窒素ガス分離装置2台(AおよびB)により行われており、プラントデータ(格納容器内水素濃度、格納容器内温度等)の異常、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されていない。その後の現場調査において、非常用窒素ガス分離装置の供給ラインにある弁(空気作動弁)が閉固着していることを確認。当該弁は手動にて全開とすることができたため、現在は窒素供給が可能な状態となっている。なお、当該弁の交換・修理までの間は、常時「全開」を前提とした操作手順を策定し、その後、非常用ガス分離装置の手動起動試験を行い、健全性を確認していく。

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