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2013年12月25日 (水)

私の世界・知らない世界―「2013年、科学研究の5大ニュース」、デニソワ人?

ネットのナショナルジオグラフィック・ニュースからです。

今年の科学研究の5大ニュースが、

1. 居住可能な条件下にある太陽系外惑星をめぐる議論が深まる

2. ヒトのクローンES細胞が作製される

3. ボイジャー1号の太陽系外到達を正式確認

4. キュリオシティ、火星で太古の湖の痕跡を発見

5. 人類の系統樹に関する新発見が相次ぐ

だそうですが、私的意見をいうと、多分そんなこともあるだろうという“驚きのない、予想の範囲”で、科学的パラダイムを変換するような発見や成果はありません。

 「進歩と科学の終焉」が始まっているのです。

 そのことは別に、最後の「5. 人類の系統樹に関する新発見が相次ぐ」の中に「2008年に最初にデニソワ人の化石が見つかったロシア、シベリアのデニソワ洞窟では、おそらく14万年前のものとみられるネアンデルタール人の女性の足の指の骨が見つかった。この発見から、旧人のネアンデルタール人は、原人に属するホモ・エレクトスや、先史時代の初期の現生人類と交雑していた可能性が示唆される。実際、現代を生きる人々の中にも、旧人類の遺伝子がごくわずかながら受け継がれていることが判明している」という話が気になりました。

Xx 

「デニソワ人、現生人類と交雑の可能性」という、ジオのレポートがあるのですが、「ロシアのデニソワ洞窟で発見された約4万年前の少女の骨をDNA解析したところ、現在パプアニューギニアに住むメラネシア人から採取したDNAと一部共通の配列が確認された」というものです。

 ロシアのデニソワ洞窟の場所はパプアニューギニアから、とんでもなく離れています。シベリアのトボリスクの近く、デニソフカ村にデニソワ洞窟はあります。

デニソワ洞窟の場所、デニソフカ村

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2013年、科学研究の5大ニュース

December 24, 2013

 基礎研究の分野では、2013年も興味深い研究成果が続々と発表された。この記事では、その中でも大きな成果とみられるニュースを選び、トップ5を紹介する。

1. 居住可能な条件下にある太陽系外惑星をめぐる議論が深まる

 2013年に入り、我々の住む天の川銀河だけでも、少なくとも1000億個の太陽系外惑星が存在すると考えられることが、カリフォルニア工科大学の研究チームにより明らかにされた。

 もちろん、これらの惑星すべてが生命にとって望ましい環境にあるわけではない。NASAWM・ケック天文台に所属する研究チームが11月に発表した分析結果によると、これらの恒星系のうち、“ハビタブルゾーン”(生命居住可能領域)を周回する、地球に近い大きさの惑星が存在する可能性があるのは5つに1つだという。ハビタブルゾーンとは、液体の水の海が存在するのに適していると考えられる領域だ。その後、このゾーンに関する新たな気候分析から、該当する惑星の数はこれまでの予想をかなり下回る可能性も出てきたが、それでも相当な数があると考えられている。

2. ヒトのクローンES細胞が作製される

 10年以上の試行錯誤や捏造問題を経て、オレゴン健康科学大学の研究チームがヒトのクローン胚を作製し、そこからES細胞(胚性幹細胞)を培養したと発表した。研究チームではさらにこれらのES細胞を培養し、皮膚や心筋細胞にまで成長させたという。この成果は、このようなクローン細胞を移植医療に用いるにあたっての最初のステップと言える。

 今回の研究では、クローン化プロセスの際にカフェインを添加したことが成功の鍵となった。今後は、こうしたES細胞と、同じ幹細胞だが作製にクローン胚を用いないiPS細胞(人工多能性幹細胞)のどちらが、医療における有用性が高いかを見極めることが研究者の課題となる。

3. ボイジャー1号の太陽系外到達を正式確認

 この1年間で最も重要な発表の1つは、実際には2012年に発生した事柄に関するものだった。2度にわたって発生した大規模な太陽風の余波を分析した結果、20139月になって、NASAがはるか昔に打ち上げた宇宙探査機ボイジャー1号が星間空間に突入したことが正式に確認されたのだ。

 NASAでは、1977年に打ち上げられ、地球からはるか離れた宇宙空間を飛行するこの探査機について、以前から太陽風の到達範囲を超えたのではないかと推測していた。ボイジャー1号に続き、双子の探査機であるボイジャー2号も、間もなく星間空間に到達するものとみられる。

4. キュリオシティ、火星で太古の湖の痕跡を発見

 NASAの火星探査車キュリオシティは2013年も着々と歴史的な成果を挙げ、火星の地表で湖の痕跡を発見した。30億年以上前には、この湖の周囲は生物が生息可能な状況にあったと考えられるという。

 NASAはこれまで、火星において過去に生物が生息可能な条件を備えていたとみられる場所を探索してきたが、この発見はその取り組みが報われたものとみられている。総額25億ドルをかけた探査車キュリオシティが次に目指すのは、着陸後の当初の目的地であり、ゲイル・クレーターの中心にあるシャープ山だ。

5. 人類の系統樹に関する新発見が相次ぐ

 この1年は太古の人類に関するDNAや化石の発見が相次ぎ、人類の系統樹に関する興味深い新説が披露された。

 例えばグルジアのドマニシ遺跡での発見からは、複数の種に分かれていると思われてきたさまざまな外見を持つ初期人類について、同一種のホモ・エレクトスに属するとの説が提唱されている。研究チームでは、この遺跡で見つかった180万年前のものとみられる人類の祖先の化石を根拠に挙げている。この頭蓋骨の化石には、さらに時代を遡った人類や、逆に時代を下った人類の特徴が混在している。

 また、遺伝学の分野では、スペインの洞窟で発見され、これまでネアンデルタール人のものと考えられてきた骨から遺伝子が採取された。塩基配列の解読に成功したものとしては最も古い人類のDNAから、この人骨が絶滅した初期人類、デニソワ人であることが判明した。

 一方、2008年に最初にデニソワ人の化石が見つかったロシア、シベリアのデニソワ洞窟では、おそらく14万年前のものとみられるネアンデルタール人の女性の足の指の骨が見つかった。

 この発見から、旧人のネアンデルタール人は、原人に属するホモ・エレクトスや、先史時代の初期の現生人類と交雑していた可能性が示唆される。実際、現代を生きる人々の中にも、旧人類の遺伝子がごくわずかながら受け継がれていることが判明している。

『デニソワ人、現生人類と交雑の可能性

December 24, 2010

 現生人類とは別系統とされる「デニソワ人」について、最近行われた遺伝子解析の結果から、現生人類の祖先と交雑していた可能性が高いことが判明した。

デニソワ人は、数千年に渡ってアジア一帯に分布していたとされる人類の一種。ロシアのデニソワ洞窟で発見された約4万年前の少女の骨をDNA解析したところ、現在パプアニューギニアに住むメラネシア人から採取したDNAと一部共通の配列が確認されたという。これはメラネシア人が現生人類の祖先とデニソワ人との交雑の子孫である可能性を示唆している。

 パプアニューギニアが属するメラネシア地域は太平洋の北西端に位置する。ドイツのライプチヒにあるマックス・プランク進化人類学研究所の研究員で調査に参加したベンス・フィオラ(Bence Viola)氏は、「デニソワ人がパプアニューギニアにやって来たわけではない」と話す。

「ネアンデルタール人がユーラシア大陸西部に分布していたのに対し、デニソワ人はユーラシア大陸東部に広く分布していたと考えられる。メラネシア人の祖先は、東南アジア付近でデニソワ人と出会い交雑した後、パプアニューギニアまで移動したというのがわれわれの説である」。

 20105月には現生人類の祖先とネアンデルタール人とが交雑していたことを示すDNA解析の結果が既に公表されている。スタンフォード大学の遺伝学者ブレンナ・ヘン(Brenna Henn)氏は、さらにデニソワ人との交雑が判明したことで、人類が進化する過程では従来考えられていたよりも多くの異種間交雑が起こっていた可能性が高くなったと話す。

 デニソワ人の骨の化石が見つかったのは2008年。今回DNA解析が行われたのは57歳で死亡したと見られる少女の小指の骨である。

 研究チームは今回の解析に先立って、骨からミトコンドリアDNAを採取しその配列を決定していた。だがミトコンドリアDNAは母親からのみ受け継がれるため、遺伝子構造の情報は細胞核DNAに比べるとはるかに少ない。

 そこで新たに同じ骨から細胞核DNAを採取し、配列決定に成功した。またデニソワ人のDNA配列は、現生人類ともネアンデルタール人とも異なるとわかった。ただしネアンデルタール人とは近縁関係にある。研究チームでは、デニソワ人はおよそ35万年前にネアンデルタール人の祖先から分岐したのではないかと見ている。

 デニソワ洞窟で発掘にあたったロシア科学アカデミーの考古学チームは、大人の臼歯も1本発見している。現生人類のどの歯よりも大きく、ネアンデルタール人と比較しても劣らないという。ジョージ・ワシントン大学の古人類学者ブライアン・リッチモンド氏はデニソワ人の体格について、「ネアンデルタール人と同程度か、若干大きかったのではないか」と語る。

 ただし、リッチモンド氏によるとヒトの祖先の中には、「大きな歯でも体は決して大きくない個体が存在する」という。そのため、歯と体格は必ずしも比例しないと指摘する。デニソワ人が人類とは別系統の新種であるかどうかについては、依然議論が分かれている。研究チームも慎重な姿勢を示しており、今のところ新種ではなくネアンデルタール人の姉妹群と位置づけている。

 現生人類とデニソワ人が異なる種ならば、交雑によって生まれた子どもには生殖能力がなかったと考えられる。だが今回の研究でわかったように、デニソワ人のDNAはメラネシア人に受け継がれている。フィオラ氏は、デニソワ人と現生人類は同種の可能性が高いと見ている。

 だがイギリス、マンチェスター大学の遺伝学者テリー・ブラウン氏はこう指摘する。「交雑していたとすれば両者が同じ種である可能性は高いが、細胞核DNAだけでは断定できない」。

 ただ、現生人類、ネアンデルタール人、およびデニソワ人に遺伝子レベルでの違いが存在することは明白である。「3者は交雑が起こるまで数十万年に渡って別々の道を歩んできた。これは確かだ」とリッチモンド氏は話している。

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