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2013年12月 7日 (土)

騙されてはいけない868―今起こっている福島原発事故・「建屋の外で最も高い値の放射線量25シーベルト/h、ただし推定」

東電の126日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所1/2号機排気筒の下部線量測定について(訂正版)」とネットのNHKニュースからです。

NHKは「建屋の外で最も高い値の放射線量」と報道していますが、直接測ったものではありません。排気筒底部の非常用ガス処理系(SGTS)配管の接続部と水平部、排気筒ドレン配管に高線量箇所があると見込まれることから、直接に測定が困難? なので、周辺の測艇可能箇所の5ポイントを測定して、推定したものです。

高線量なので線量計を棒の先付けたものをトラックに設置し、排気筒の北側道路を移動しながら、雰囲気線量を測定したようです。

「線源①の表面付近では約25Sv/h、線源②の表面付近は約15Sv/hの線量率が存在する可能性があると推定した」とあるように、NHKの言う“1時間当たり25シーベルト”は、かなりいい加減? というか、もっと高い可能性もあるものです。

排気筒の位置04_2

写真・動画集の“測定実施状況写真”と“測定ポイント図”

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『建屋の外で最も高い値の放射線量(127 0:25更新 NHKニュース)

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質を含む気体を放出する作業、ベントに使われた排気筒という設備を、東京電力が調べた結果、放射線量が1時間当たり25シーベルトという極めて高い値に上ることが分かりました。

この値は推定値ですが、建屋の外では最も高く、東京電力は作業員の立ち入りを禁止し、対策を検討しています。

東京電力は作業員の被ばく対策のため、福島第一原発の1号機と2号機に隣接する高さ120メートルの排気筒の周辺で放射線量を調べました。

その結果、建屋と排気筒をつなぐ配管の地上80センチの部分で、放射線量が今も1時間当たり25シーベルトという極めて高い値に上ることが分かりました。

この値は周辺の放射線量から算出した推定値ですが、浴びるとすべての人が死亡するとされる被ばく量におよそ20分で達します。

排気筒は、おととしの事故で放射性物質を含む気体を放出する作業、ベントに使われたもので、東京電力は「配管内部に放射性物質が付着しているためではないか」と説明しています。

福島第一原発では2号機の格納容器の中で1時間当たり72.9シーベルトという値が計測されていますが、排気筒の値は建屋の外では最も高くなりました。

排気筒では、周囲の鋼材の骨組みに、地震の影響とみられる破断やひび割れが見つかっていて、東京電力は周辺への作業員の立ち入りを禁止するとともに、補強や解体に向けた対策を検討しています。

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