騙されてはいけない876―今起こっている福島原発事故・「一時保管、高性能容器（HIC）やセシウム吸着塔からの廃棄物の漏えい防止対策」って？

東電の12月13日に更新の「汚染水処理対策委員会（2013年12月10日（第11回））」の「【資料１－２】東京電力(株)福島第一原子力発電所における予防的・重層的な汚染水処理対策（案）」の「No.40：高性能容器（HIC）からの廃棄物の漏えい防止対策及び減容化・安定的保管」と「No.41：セシウム吸着塔からの廃棄物の漏えい防止対策及び減容化・安定的保管」からです。

東電はセシウム吸着塔及び高性能容器の保管施設について、一時保管施設としています。これらの内容物の高濃度放射性廃棄物について、“漏れはないだろう！？”と考えていたのですが、「高性能容器（HIC）からの廃棄物の漏えい防止対策」や「セシウム吸着塔からの廃棄物の漏えい防止対策」を提案していることからみると、そうでもないようです。

　ただ、もし漏れることがあるすると、近寄れないほど高線量のはずで、どうするつもりなのでしょう。

　それと、囲いのない野積みというのも気になります。杞憂ですが、隕石や取材ヘリが落ちないとも限りません。（可能性は０ではない！）もっと言えば、爆破テロの目標になる可能性だってあります。