騙されてはいけない882―今起こっている福島原発事故・「下部透水層(3/4号機間海側)の放射性物質検出」
東電の12月20日に公表した記者会見配布資料「タービン建屋東側(海側)下部透水層(3/4号機間海側)のタービン建屋東側(海側)下部透水層(3/4号機間海側)の水質調査結果」とネットのNHKニュースからです。
NHKは「深い地層の地下水からも放射性物質」と報道していますが、「タービン建屋東側の下部透水層(2番目の透水層)より採取した水より放射性物質が検出された」ということです。
東電のいう1層目の透水層は黄色の中粒砂岩層(Ⅰ層)で2番目の下部透水層(Ⅲ層)は緑の部分です。
断面図でみると、放射能が出ても当たり前のようなところです。
『深い地層の地下水からも放射性物質(12月21日 4:17更新 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所で、すでに放射性物質が検出されている地下水の層よりさらに深い地層の地下水で、今月、初めて放射性セシウムなどが検出され、東京電力は原因を詳しく調べることにしています。
福島第一原発の海側の敷地では、これまで最も浅い層の地下水で放射性物質が検出され、海に流れ出していることが問題になっています。
ところが、東京電力が4号機の海側にある井戸で、さらに10メートルほど深い、地表から25メートルの地層の地下水を調べたところ、今月になって初めて、放射性物質が検出されました。
今月10日に採取した水では、いずれも1リットル当たりで、セシウム137が6.7ベクレル、ストロンチウムなどベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が89ベクレルでした。
東京電力では、深い層の地下水まで汚染が広がって海への流出ルートになるおそれがあるとする一方、水をくみ上げる際などに放射性物質が混入した可能性もあるとして、来月中旬まで浅い層と深い層の地下水の水位や水質の調査を続け、詳しい原因を調べることにしています。
一方、2号機の海側にある観測用の井戸の1つでは、先月から地下水に含まれるベータ線を出す放射性物質の濃度の上昇が続いていて、19日は1リットル当たり190万ベクレルと過去最大になりました。
東京電力は、護岸で行っている地下水の海への流出を防ぐ対策の影響が考えられると説明する一方で、周囲のほかの井戸の地下水では同じような上昇傾向がみられないことから、近くに汚染源がある可能性もあるとして調べています。』
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