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2013年12月23日 (月)

騙されてはいけない883―今起こっている福島原発事故・「せきの水漏れ!?」

東電の1221日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果 (南放水口・排水路)」と1223日のネットのNHKニュースからです。

 NHKニュースは「21日から22日にかけて汚染水のタンクを囲うせきの合わせて4か所で、コンクリート製の底の部分から水が周辺の土壌に漏れ出している」と報道しています。

「コンクリートの継ぎ目を「止水材」と呼ばれる樹脂で塞いでいる部分から水が漏れ」と言うことですが、「ストロンチウム90の濃度が、最高で1リットル当たり190ベクレル検出」ですから「せきの水漏れ」ではなく“汚染水漏れ”です。

「福島第一原子力発電所における予防的・重層的な汚染水処理対策」の「No.29:タンク堰のかさ上げ・二重化」を参考に載せますが、作ったばかりなのです。「コンクリート堰の堰高を高くして、タンク漏えいに対する信頼性を向上する」と言うものですが、急場しのぎの工事で不備があるのかも知れません。

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東電は、「現場近くに海につながる排水溝はなく、海への流出はない」としています。関連は不明ですが、1221日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果 (南放水口・排水路)」では、これまでほとんどND(検出限界値以下)であったC排水路35m盤出口(C-2)で基準以上のセシウムが検出(20日分)されています。

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『せきの水漏れ新たな対応必要に(1223 7:35更新 NHKニュース)

東京電力福島第一原子力発電所で21日から22日にかけて汚染水のタンクを囲うせきからの水漏れが4か所相次いで見つかりました。

大雨で水があふれたこれまでのケースとは異なり、初めて、せきの底の継ぎ目やひび割れから水漏れが見つかったことから、新たな対応を迫られることになりそうです。

福島第一原発では、21日から22日にかけて汚染水のタンクを囲うせきの合わせて4か所で、コンクリート製の底の部分から水が周辺の土壌に漏れ出しているのが見つかり、急きょ補修などを行いました。

4か所のうち2か所は、コンクリートの継ぎ目を「止水材」と呼ばれる樹脂で塞いでいる部分から水が漏れ、流出量は合わせておよそ2.6トンと推定されています。

東京電力がせきの中に残る水を調べた結果、放射性物質のストロンチウム90の濃度が、最高で1リットル当たり190ベクレル検出され、国が認めた、せきからの放出基準の19倍でした。

一方、残りの2か所では、コンクリートにできたひび割れから水が漏れていて、せきに残った水の放射性物質の濃度は基準を下回っていました。

東京電力は、ことし10月の大雨で、相次いでせきから水があふれたため、せきの高さを従来の2倍の60センチにかさ上げする対策を進めています。

しかし、今回はこれまでと異なり、初めて底の継ぎ目やひび割れから水漏れが見つかっているため新たな対応を迫られることになりそうです。

東京電力は、「現場近くに海につながる排水溝はなく、海への流出はない」と話しています。

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