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2014年1月16日 (木)

騙されてはいけない902ー今起こっている福島原発事故・「B排水路[B-3]のセシウム濃度が前回と比較して10 倍を超過」の原因?

東電の115日に公表した記者会見配布資料と14日の「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(その2)」からです。

東電は「14日に採取したB排水路(C排水路合流点前[B-3])のセシウム濃度が前回と比較して10 倍を超過していることを確認」としているのですが、その原因を「当該試料が濁っていることから、排水路に蓄積していた土壌が影響したものと思われる」としています。

変だと思うのは、B排水路は下図のように、徹底した除染とライニングをしているはずのところです。

図の写真を見れば分かるように、「排水路に蓄積していた土壌」はありえないものです。

ライニング:表面を腐食,汚染などから守るために,その表面に目的に適した他の材料を比較的厚く被覆すること

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<東電の報告>

<福島第一構内排水路・南放水口のサンプリング実績>

・1/14 に採取したB排水路(C排水路合流点前[B-3])のセシウム濃度が前回と比較して10 倍を超過していることを確認。原因としては、当該試料が濁っていることから、排水路に蓄積していた土壌が影響したものと思われる。なお、その他ポイントの分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

<C排水路合流点前[B-3]の分析結果(1/14 採取分)>

・セシウム134 180 Bq/L

・セシウム137 420 Bq/L

・全ベータ: 1,100 Bq/L

<C排水路合流点前[B-3]の分析結果(1/13 採取分)>

・セシウム134: 検出限界値未満(検出限界値:18 Bq/L

・セシウム137: 検出限界値未満(検出限界値:26 Bq/L

・全ベータ: 200 Bq/L

【これまでの最高値】

<C排水路合流点前[B-3]の分析結果(採取日)>

・セシウム134 300 Bq/LH25/9/15

・セシウム137 670 Bq/LH25/9/15

・全ベータ: 110,000 Bq/LH25/10/24

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